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No.118 社長の「コピーロボット」はいらない。自分とは異なる強みを持つ幹部を育て、最強の「経営チーム」を作る組織論。

2026年2月9日
No.118 社長の「コピーロボット」はいらない。自分とは異なる強みを持つ幹部を育て、最強の「経営チーム」を作る組織論。
No.118

社長の「コピーロボット」はいらない。自分とは異なる強みを持つ幹部を育て、最強の「経営チーム」を作る組織論。

「俺の考えを100%理解して、同じように動ける右腕が欲しい…」

現場の第一線で走り続け、会社を成長させてきた社長ほど、そう強く願うものです。しかし、断言します。あなたが求めている「自分のコピーロボット」のような人材は、この世に存在しません。そして、仮に存在したとしても、その会社は絶対に成長しません。

なぜなら、ビジネス環境は刻一刻と変化しており、社長一人の頭脳と視点だけで勝ち続けられるほど甘くないからです。年商10億の壁を突破するために必要なのは、社長のコピーではなく、社長とは異なる強みを持った仲間による「最強の経営チーム」なのです。

今回は、「カリスマ社長のワンマン経営」から脱却し、組織で勝つためのチームビルディングについてお話しします。

なぜ、「コピーロボット」では会社が成長しないのか?

自分と同じようなタイプの人間ばかりで周りを固めると、何が起こるでしょうか。一見、意思疎通がスムーズで居心地が良いかもしれません。しかし、そこには致命的な罠が潜んでいます。

  • 変化に対応できない:全員が同じ方向を向いているため、死角から迫るリスクや新しいチャンスに気づけない。
  • イノベーションが生まれない:同じ思考回路の人間が集まっても、既存の延長線上のアイデアしか出てこない。
  • 社長の器が会社の限界になる:全ての判断が社長に依存するため、社長の能力以上に会社は大きくならない。

つまり、「同質性」は組織の成長を止める最大の要因なのです。

目指すべきは、RPGの「最強パーティー」

会社経営は、ロールプレイングゲーム(RPG)に似ています。社長であるあなたは、魔王を倒す旅に出る「勇者」です。

しかし、勇者一人で全ての敵を倒すことはできません。強力な攻撃魔法を使う「魔法使い」、敵の攻撃を一手に引き受ける「戦士」、仲間を回復しサポートする「僧侶」といった、異なる能力を持つ仲間が必要です。

ビジネスも同じです。営業が得意な社長には、緻密な管理ができる幹部が必要です。現場叩き上げの社長には、論理的に戦略を立てられる参謀が必要です。

「自分にない強みを持つ人をリスペクトし、仲間に引き入れる」。これが、最強の経営チームを作るための第一歩です。

多様な強みを持つ幹部を育てる「3つのステップ」

では、どのようにしてそのようなチームを作ればよいのでしょうか。

ステップ1:社長自身の強みと弱みを客観視する

まず、自分は何が得意で、何が苦手なのかを冷静に分析しましょう。「俺は全部できる」という思い込みを捨てることがスタートです。

ステップ2:自分にない強みを持つ人材を採用・抜擢する

自分と似たタイプを採用する方が楽ですが、あえて自分とは異なるタイプ、時には耳の痛いことを言うタイプを幹部に登用する勇気を持ちましょう。

ステップ3:権限委譲と失敗を許容する文化を作る

仕事を任せたら、口出しせずに見守ること。そして、挑戦した結果の失敗は社長が責任を取ること。この安心感がなければ、幹部は育ちません。

ホワイトボードに今後の成長戦略が書かれた会議室で、社長と多様な幹部たちがリラックスした雰囲気で活発に議論している。笑顔で意見を交わし、心理的安全性が確保されている様子が伝わってくる。

まとめ:社長の仕事は「現場で一番働くこと」ではない

会社が大きくなれば、社長の役割は変わります。「現場で一番働くプレイヤー」から、「最高のチームを作り、その力を最大限に引き出す監督」へとシフトしなければなりません。

自分とは異なる強みを持つ幹部たちが、共通の目的に向かって自律的に動く組織。それこそが、10億の壁を突き破る最強のエンジンとなるのです。

社長一人で背負う経営は、もう終わり。
最強のチームを作る「設計図」を手に入れろ。

「右腕となる幹部が育たない」「自分がいなければ現場が回らない」。その悩みは、将来の組織図と、幹部に求める役割を明記した「経営計画」がないことが原因です。

多様な強みを持つ幹部たちが、共通のビジョンに向かって自走する組織へ。そのためのロードマップを描く「最強の経営計画書」の雛形を、今だけ無料で進呈します。ワンマン経営の限界を突破し、組織で勝つ経営へと進化しませんか?

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鈴木進一CFO

執筆:鈴木 進一

エスエスコンサルティング株式会社 CFO (最高財務責任者)
建設業・製造業を中心に、累計1,400社以上の財務・経営支援に関わる。単なる計算屋ではなく、現場のリアルな動きを「お金」の視点から鋭く分析し、利益を生み出す強い財務体質へと変革する「建設の財務参謀」。
社長の右腕となるNo.2の育成、役割分担の明確化、そして経営チームの組成まで。ワンマン経営から組織経営への移行を、財務と組織の両面から強力にサポートする。