No.111 社長、いつまで現場で汗をかいているのですか? 年商10億を超えるために、あなたが「捨てなければならない仕事」リスト。
2026年1月27日
社長、いつまで現場で汗をかいているのですか? 年商10億を超えるために、あなたが「捨てなければならない仕事」リスト。

朝一番に現場へ直行し、職人たちに指示を出す。鳴り止まない電話に出て、クレーム対応や資材の発注に追われる。夕方会社に戻れば、山積みの見積書作成と経理処理が待っている…。
「自分が動かないと現場が回らない」「社員にはまだ任せられない」。そう言って、毎日誰よりも汗をかいて働いている社長。その姿は尊いものですが、同時に残酷な現実をお伝えしなければなりません。
あなたが現場で汗をかけばかくほど、会社の成長は止まります。
年商3億円、5億円の壁を突破し、10億円企業を目指すなら、社長の仕事は「現場」から「経営」へと完全にシフトしなければなりません。今回は、そのために「捨てるべき仕事」についてお話しします。
なぜ、「社長の現場仕事」が会社の成長を止めるのか?
理由は単純明快です。社長であるあなたの時間は、会社にとって最も希少で価値のある経営資源だからです。
あなたが現場のルーチンワークやトラブル対応に時間を使っている間、会社全体の「未来を作る仕事」は誰がやっているのでしょうか?
- 次の柱となる新規事業の構想
- 優秀な人材を採用するための戦略立案
- 組織を効率化するための仕組み作り
- 銀行との交渉や資金繰りの最適化
これらは、社長にしかできない、会社の未来を左右する仕事です。あなたが現場にいる限り、これらの仕事はすべてストップし、会社の成長はそこで頭打ちになります。社長が現場のボトルネックになっている状態、それが「年商の壁」の正体なのです。
年商10億を目指す社長が「即刻捨てるべき」3つの仕事リスト
では、具体的にどのような仕事を捨てればよいのでしょうか。年商10億を目指すステージにおいて、社長が自分でやるべきではない「3大現場仕事」は以下の通りです。

- 1. ルーチンワーク・事務作業
見積書作成、請求書発行、給与計算、資材発注など。これらは「誰がやっても結果が同じ」仕事です。これらに社長の時給を使うのは最大のムダです。 - 2. 現場のトラブル対応・クレーム処理
「社長を出せ!」と言われて出ていくのは、社員が育っていない証拠です。現場の責任者に権限を与え、彼ら自身で解決できる仕組みを作らなければなりません。 - 3. 既存顧客へのルート営業・御用聞き
「顔つなぎ」は重要ですが、すべての顧客を社長が回り続けるのは不可能です。信頼できる営業担当を育成し、引き継いでいく必要があります。
いかがでしょうか。「これも自分がやらないといけないの?」と思う仕事ばかりかもしれません。しかし、これらを抱え込んだままでは、10億のステージには絶対に到達できません。
仕事を「捨てる」ための具体的なステップ
「捨てるべきなのは分かったが、どうすればいいのか?」という声が聞こえてきそうです。仕事を捨てる、つまり社員に「任せる」ためには、以下のステップが必要です。
Step 1:業務の「棚卸し」と「マニュアル化」
まず、自分がやっている仕事をすべて書き出します。そして、「自分しかできない仕事(経営、戦略)」と「他人に任せられる仕事(現場、事務)」に分けます。任せる仕事については、誰でも同じ品質でできるよう、手順書やチェックリストを作成し、マニュアル化します。
Step 2:権限委譲と人材育成
マニュアルができたら、実際に社員に任せていきます。最初は不安でしょうが、「60点の出来でも合格」とする度量が必要です。失敗させ、そこから学ばせることでしか、人は育ちません。任せると決めたら、口出しは我慢しましょう。
まとめ:社長の仕事は「現場」ではなく「経営」です
現場で汗をかくことは尊いですが、それは社長の仕事ではありません。社長の仕事は、社員が安心して汗をかき、その努力が報われるような「仕組み」と「未来」を作ることです。
あなたが現場を手放した分だけ、会社は成長のスペースを得ます。勇気を持って、現場の仕事を捨ててください。それが、年商10億企業への最短ルートです。
現場から脱却し、10億企業へ。
そのための「設計図」を持っていますか?
「仕事を任せたいが、何から手をつければいいか分からない」「社員が育たず、結局自分がやってしまう」。その悩みは、会社の未来を描く「経営計画」と、それを実行するための「組織図」がないことが原因です。
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執筆:鈴木 進一
エスエスコンサルティング株式会社 CFO (最高財務責任者)
建設業・製造業を中心に、累計1,400社以上の財務・経営支援に関わる。単なる計算屋ではなく、現場のリアルな動きを「お金」の視点から鋭く分析し、利益を生み出す強い財務体質へと変革する「建設の財務参謀」。
どんぶり勘定からの脱却、戦略的な資金繰り、そして銀行交渉まで。経営者が本業に専念できる盤石な財務基盤を構築し、年商10億突破を後押しする。