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No.108 「売上は増えたのに、なぜ金が残らない?」 成長期に陥る罠、”隠れ赤字現場”を撲滅する「実行予算」の鉄則。

2026年1月24日
No.108 「売上は増えたのに、なぜ金が残らない?」 成長期に陥る罠、”隠れ赤字現場”を撲滅する「実行予算」の鉄則。
No.108

「売上は増えたのに、なぜ金が残らない?」 成長期に陥る罠、”隠れ赤字現場”を撲滅する「実行予算」の鉄則。

「おかしいな、今期はこんなに忙しかったのに、通帳にお金が残っていない…」

決算書を見て、あるいは毎月の資金繰り表を見て、そう頭を抱える社長は少なくありません。売上は順調に伸びている。現場もフル稼働だ。それなのに、なぜか利益が出ない。資金が回らない。

この現象は、年商3億、5億と成長していく過程で多くの建設会社が陥る典型的な罠です。その原因は、ズバリ「どんぶり勘定」による「隠れ赤字現場」の放置にあります。

今回は、会社を内側から食い潰す「隠れ赤字」の正体と、それを撲滅して確実に利益を残すための最強の武器、「実行予算」の鉄則についてお話しします。

「終わってみないと分からない」が会社を殺す

多くの建設会社では、受注時の「見積予算」はあっても、実際に現場を動かすための「実行予算」を作成していません。

その結果、何が起こるでしょうか?

  • 現場代理人が、利益目標を知らないまま材料や外注を手配する。
  • 追加工事が発生しても、なあなあで済ませて費用を回収し忘れる。
  • 工期が遅れても、それがどれだけの損失になるか誰も把握していない。

そして工事が終わった後、請求書をまとめて初めて「あれ、この現場、赤字だったのか…」と気づくのです。これが「隠れ赤字現場」です。

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売上が増えれば増えるほど、管理すべき現場の数もお金の動きも複雑になります。「どんぶり勘定」のまま成長することは、ブレーキの壊れた車でアクセルを踏み続けるようなもので、非常に危険です。

利益を残すための「実行予算」3つの鉄則

「実行予算」とは、単なる書類ではありません。その現場で「いくらの利益を出すか」という、会社と現場との「約束」です。確実に利益を残すためには、以下の3つの鉄則を守る必要があります。

鉄則1:受注後、着工前に必ず作成する

工事が始まってからでは遅すぎます。受注が決まったら、記憶が新しいうちに、見積もり段階よりも精度の高い実行予算を組みます。「いくらでできるか」ではなく「いくらでやるか」という意思決定です。

鉄則2:現場代理人を巻き込んで作成する

社長や経理が勝手に作った予算を押し付けても、現場は動きません。現場代理人と膝を突き合わせ、「この金額で本当にできるか?」「もっと利益を出す工夫はないか?」と議論し、彼ら自身にコミット(約束)させることが重要です。

鉄則3:毎月「予実管理」を行う

実行予算は作って終わりではありません。毎月、実際の発生原価と予算を比較し(予実管理)、ズレが生じていれば原因を究明し、すぐに対策を打ちます。このサイクルを回すことで初めて、赤字を未然に防ぐことができるのです。

まとめ:実行予算は、会社の未来を守る「盾」である

「面倒くさい」「時間がない」と言って実行予算を避けていては、いつまでたっても「忙しいのに儲からない」スパイラルから抜け出せません。

実行予算を導入することは、会社の利益を守り、社員のコスト意識を高め、ひいては年商10億企業へと成長するための強固な基盤となります。まずは主要な現場からでも構いません。今すぐ「どんぶり勘定」からの脱却を始めてください。

「どんぶり勘定」のまま、10億を目指すのですか?
利益を確実に残す「仕組み」を手に入れろ。

「実行予算の作り方が分からない」「現場にどう定着させればいいか悩んでいる」。その根本原因は、会社の数字に対する明確なルールと、それを運用する「経営計画」がないことにあります。

隠れ赤字を撲滅し、筋肉質な財務体質を築くための第一歩。実行予算の考え方も網羅した、年商10億企業を目指すための「最強の経営計画書」の雛形を、今だけ無料で進呈します。もう、大切なお金をドブに捨てるのは終わりにしませんか?

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鈴木進一CFO

執筆:鈴木 進一

エスエスコンサルティング株式会社 CFO (最高財務責任者)
建設業・製造業を中心に、累計1,400社以上の財務・経営支援に関わる。単なる計算屋ではなく、現場のリアルな動きを「お金」の視点から鋭く分析し、利益を生み出す強い財務体質へと変革する「建設の財務参謀」。
どんぶり勘定からの脱却、実行予算による原価管理の徹底、そして銀行交渉まで。経営者が本業に専念できる盤石な財務基盤を構築し、年商10億突破を後押しする。

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