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No.107 年商10億への航海図を描け。社長のビジョンを全社員と共有し、組織一丸となって荒波を乗り越えるための「経営計画書」作成術

2026年1月23日
年商10億への航海図を描け。社長のビジョンを全社員と共有し、組織一丸となって荒波を乗り越えるための「経営計画書」作成術
No.107

年商10億への航海図を描け。社長のビジョンを全社員と共有し、組織一丸となって荒波を乗り越えるための「経営計画書」作成術

「今の売上は、俺の頑張りと職人たちの汗の結晶だ。これからも気合と根性で何とかなる」

もしあなたが本気でそう思っているなら、年商10億の壁は永遠に越えられません。数億円規模までの「親方経営」は、社長一人の馬力で牽引できました。しかし、10億を目指す戦いは、もはや個人の力だけではどうにもならない「組織戦」です。

大海原を航海する船に例えるなら、これまでは目視できる範囲を社長の勘で進んでこれました。しかし、ここから先は未知の領域。羅針盤も地図も持たずに荒波に飛び込むのは、勇気ではなく無謀です。組織という巨大な船を目的地へ導くための唯一の航海図、それが「経営計画書」なのです。

経営計画書は「社長の夢」を「社員の目標」に変える翻訳機

多くの社長が誤解しています。経営計画書は、銀行に見せるための退屈な数字の羅列ではありません。それは、社長の頭の中にある熱い「ビジョン」や「夢」を、社員が理解し、共感し、共に行動できる「具体的な目標と計画」へと翻訳したものです。

「売上を今の倍にするぞ!」と社長が叫んでも、社員は「また社長が何か言ってるよ」「仕事が増えるだけじゃないか」と冷めてしまうのが関の山。しかし、「なぜ倍にする必要があるのか」「その先にどんな未来が待っているのか」「そのために一人ひとりが何をすべきか」が明確な言葉と数字で示されていれば、社員の目の色は変わります。経営計画書は、バラバラだった組織のベクトルを一つに束ねる強力な磁石となるのです。

最強の航海図に不可欠な3つの要素:ビジョン・戦略・数値

魂の入った経営計画書には、必ず次の3つの要素が含まれています。

  • 1. ビジョン(目的地):会社が目指す未来像
    「地域で一番愛される工務店になる」「社員が誇りを持って働ける会社にする」など、数字を超えた会社の「ありたい姿」を言語化します。これが社員の働く意義となります。
  • 2. 戦略(航路):どのように目的地へ向かうか
    「誰に」「何を」「どのように」提供して勝つのか。他社との差別化、ターゲット顧客、具体的な戦い方を明確にします。ここが勝負の分かれ目です。
  • 3. 数値計画(燃料と速度):具体的なマイルストーン
    ビジョンと戦略を、売上、利益、人員数、資金繰りといった具体的な数字に落とし込みます。いつまでに、何を、どれだけ達成するのか。進捗を測るための重要な指標です。
▶ 関連記事 No.106:戦略的な投資判断にも、確固たる「経営計画」が不可欠になる。

「絵に描いた餅」で終わらせない。魂を込めて運用せよ

立派な計画書を作っても、引き出しの奥にしまわれていては何の意味もありません。経営計画書は「作って終わり」ではなく「運用して始まり」です。

全社員を集めた「経営計画発表会」で社長自らが熱く語り、毎月の会議で進捗を確認し、ズレが生じれば軌道修正する。このサイクルを回し続けることで初めて、計画は生きた航海図となり、組織を目的地へと導くのです。

年商10億という大海原へ漕ぎ出す準備はできていますか?まずは、あなたの頭の中にあるビジョンを、目に見える「計画書」という形にすることから始めましょう。

社長の頭の中にある「ビジョン」を、
組織を動かす最強の「航海図」へ。

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