No.109 採用してもすぐ辞める「ザル組織」になっていないか? 新入社員が「この会社で頑張ろう」と思える、最初の1ヶ月の黄金ルール。
2026年1月25日
採用してもすぐ辞める「ザル組織」になっていないか? 新入社員が「この会社で頑張ろう」と思える、最初の1ヶ月の黄金ルール。
「苦労して採用した若手が、3日で来なくなった」「期待していた中途採用者が、1ヶ月で退職届を持ってきた」。
多額の採用コストと時間をかけて採用したのに、すぐに辞められてしまう。まるで穴の空いたバケツに水を注ぎ続けているような状態。これでは、いつまでたっても組織は強くなりません。
なぜ、彼らはすぐに辞めてしまうのでしょうか? 「根性がないから」「最近の若者は…」で片付けてはいけません。原因は、受け入れる側の「最初の1ヶ月の接し方」にあります。
今回は、新入社員の心を掴み、早期離職を防ぐための「オンボーディング(受け入れ)」の黄金ルールについてお話しします。
放置は最大の敵。「見て覚えろ」は通用しない
建設業界で最も多い離職理由の一つが、「放置」です。
「忙しいから、とりあえず現場を見てて」「先輩の背中を見て盗め」。これは、右も左も分からない新入社員にとっては「無視されている」「必要とされていない」と感じる最大の要因です。特にZ世代の若手は、意味の分からない放置時間を極端に嫌います。
入社1ヶ月で勝負が決まる! 3つの黄金ルール
新入社員が「この会社に入ってよかった」「ここでなら成長できそうだ」と感じるのは、入社直後の体験にかかっています。以下の3つを徹底してください。

ルール1:初日の「歓迎ムード」を演出する
初日は誰でも不安です。机やPC、制服が用意されているのは当たり前。「ようこそ!」というウェルカムボードや、全社員への紹介時間を設け、「あなたを歓迎している」というメッセージを全力で伝えてください。これだけで帰属意識は跳ね上がります。
ルール2:マニュアルとDXツールで「迷わせない」
「何をすればいいか分からない」時間をゼロにします。業務マニュアルやチャットツールを整備し、誰に何を聞けばいいか明確にします。スマホ世代にとって、アナログで非効率な環境はストレスでしかありません。
ルール3:小さな成功体験を作らせる
最初の1ヶ月は、難しい仕事よりも「完了できる仕事」を与え、「助かったよ」「ありがとう」と声をかけます。役に立っているという実感(自己効力感)こそが、定着への最強の接着剤です。
まとめ:人が育つ会社にしか、10億の未来はない
採用は「投資」です。せっかく投資した人材を、ザル組織で流出させてはいけません。
社長の仕事は、彼らが活躍できる「土壌」を作ること。新入社員を大切に育て、戦力化できる仕組みがあれば、会社は必ず成長します。人が辞めない会社を作り、年商10億への道を盤石なものにしましょう。
人が辞めない組織、人が育つ仕組み。
そのすべては「設計図」にある。
「採用しても定着しない」「誰をどこに配置すればいいか分からない」。その悩みは、人材育成計画と組織図を含んだ「経営計画」がないことが原因です。
社員が誇りを持って働き、会社と共に成長していくための組織作りの要諦。採用から育成、配置までを網羅した「最強の経営計画書」の雛形を、今だけ無料で進呈します。もう、採用の失敗で悩みたくない社長様へ。
執筆:鈴木 進一
エスエスコンサルティング株式会社 CFO (最高財務責任者)
建設業・製造業を中心に、累計1,400社以上の財務・経営支援に関わる。単なる計算屋ではなく、現場のリアルな動きを「お金」の視点から鋭く分析し、利益を生み出す強い財務体質へと変革する「建設の財務参謀」。
人材定着のための給与制度設計、評価制度、そして組織図作成まで。経営者が「人」の悩みから解放され、本業に邁進できる環境を構築し、年商10億突破を後押しする。
