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No.94 銀行融資を断られ続けた赤字工務店が、プロの支援で起死回生の追加融資3,000万円を勝ち取った「事業計画書」の作り方

2026年1月10日

No.94 【実録】銀行融資を断られ続けた赤字工務店が、プロの支援で起死回生の追加融資3,000万円を勝ち取った「事業計画書」の作り方

「山田社長、お気持ちは分かりますが、今の決算内容では追加融資は難しいですね…」

メインバンクの担当者から冷たく告げられたその言葉が、山田工務店(仮称、年商4億円)の山田社長の耳から離れません。
直近の決算は、資材高騰と現場のトラブルが重なり、痛恨の赤字。手元の運転資金は枯渇しつつあり、来月末の支払いが危うい状況でした。

「3行回って、全部断られた。もう終わりかもしれない…」

万策尽きかけた山田社長でしたが、最後にわらにもすがる思いで、私たち建設業専門のコンサルタントに相談を持ちかけました。
そして、そこからわずか2ヶ月後。山田工務店は起死回生の追加融資3,000万円を勝ち取り、倒産の危機を回避したのです。

なぜ、どの銀行からも見放された赤字工務店が、融資を引き出せたのか?
その決定打となったのは、プロと二人三脚で作り上げた、魂の**「事業計画書」**でした。

銀行は「過去の赤字」を見ているのではない

多くの赤字社長が誤解しています。
「銀行は赤字会社には絶対に金を貸さない」と。

確かに、銀行はリスクを嫌います。しかし、彼らが本当に見ているのは「過去の赤字」そのものではなく、**「将来、この会社は借金を返済できる能力があるか?」**という一点です。

山田社長の敗因は、赤字の決算書(過去の結果)だけを持って、「苦しいから貸してくれ」と懇願していたことにありました。
銀行員からすれば、「赤字の原因も解消されていないのに、お金を貸しても焦げ付くだけだ」と判断するのは当然です。

必要なのは、「過去の反省」と「未来への具体的な約束」をセットにした提案書。それが「事業計画書」なのです。

銀行員を納得させた「事業計画書」3つの重要ポイント

私たちは山田社長と膝を突き合わせ、徹底的に現状を分析し、A4用紙20枚に及ぶ事業計画書を作成しました。その中で、銀行員が最も重視し、審査を通す決め手となった3つのポイントを解説します。

ポイント1:赤字原因の「徹底的な開示」と「反省」

まずやったことは、膿を出し切ることです。
「なぜ赤字になったのか?」を、外部環境(資材高騰など)のせいにせず、自社の構造的な問題として直視しました。

  • どんぶり勘定による、実行予算オーバーの常態化
  • 特定の元請けからの採算度外視の受注
  • 現場監督の工程管理能力不足による手戻りの多発

これらを隠さずデータで示し、「経営者として問題を認識している(だから改善できる)」姿勢をアピールしました。これが銀行の不信感を払拭する第一歩となりました。

ポイント2:精神論ではない「数値に基づいた改善アクション」

次に、「どうやって黒字化し、返済原資を作るか」を具体的に示しました。
「頑張って売上を上げます」といった精神論は一切排除しました。

  • 原価低減策:実行予算管理の徹底と、資材仕入れ先の見直しで粗利率を3%改善させる根拠。
  • 販管費削減策:役員報酬のカットや不急の経費削減で、年間〇〇万円の固定費を削減する計画。
  • 注力事業のシフト:赤字の元請け仕事を断り、利益率の高い自社リフォーム案件に人員をシフトする戦略。

これらを積み上げ、「実現可能な根拠のある黒字化計画」を提示しました。

ポイント3:融資した金がどう返ってくるかを示す「資金繰り計画」

最後に、最も重要な「お金の流れ」です。
「今回借りる3,000万円を何に使い(運転資金、つなぎ資金など)、改善計画を実行することで、今後5年間のキャッシュフローがどう推移し、毎月確実に返済できるか」を、精緻な資金繰り表で示しました。

銀行員が稟議書を書くために必要な「返済能力の証明書」を、こちらから用意したのです。

まとめ:諦める前に、プロの視点を入れて「未来」を語れ

完成した事業計画書を持って、山田社長は再びメインバンクを訪れました。
今度は「お願い」ではありません。「ビジネスの提案」です。

担当者の目の色は明らかに変わりました。
「社長、よくここまで分析されましたね。これなら本部を説得できるかもしれません」

結果、メインバンクが主導する協調融資で、希望通りの3,000万円が実行されました。山田工務店は、この資金で当面の危機を脱し、現在は計画書に基づいた体質改善に取り組んでいます。

社長、赤字だからといって諦める必要はありません。
銀行が欲しいのは、安心できる「未来の設計図」です。自社の課題を客観的に見つめ直し、プロの支援を得て魂の事業計画書を作れば、道は必ず拓けます。

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「自力で事業計画書を作ろうとしたが、何をどう書けばいいか分からない」

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