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No.91 【実録】年商3億で成長が止まった佐藤建設が、税理士任せを卒業し、たった半年で「戦略的財務」へ転換できた3つのステップ

2026年1月7日

【実録】年商3億で成長が止まった宇都宮土木興業が、税理士任せを卒業し、たった半年で「戦略的財務」へ転換できた3つのステップ

「鈴木さん、正直もう限界かもしれません…。現場は回っているのに、なぜかいつも金がない。通帳を見るたびに冷や汗が出ますよ」

栃木県宇都宮市で土木・舗装業を営む宇都宮土木興業株式会社(仮名)の佐藤健一社長(45歳・仮名)は、私の前で深くため息をつきました。
先代から事業を引き継ぎ、持ち前の営業力と現場監督としての腕で、年商を1億円から3億円まで伸ばしてきました。しかし、そこから5年間、売上は横ばい。利益率はじわじわと下がり、資金繰りは常に綱渡り状態でした。

「税理士の先生には毎月顧問料を払っていますが、『まあ、なんとか黒字ですね』『経費をもう少し抑えましょう』くらいしか言われない。決算書を見せられても、どこをどう見ればいいのかさっぱりで…」

佐藤社長のように、「年商3億円の壁」の前で足踏みし、どんぶり勘定と税理士任せの経営に危機感を抱いている建設社長は非常に多いのです。

しかし、佐藤社長はある決断を機に、劇的に変わりました。
たった半年で「数字」に対する苦手意識を克服し、自らの手で会社の未来を描く「戦略的財務」へと体制を転換。銀行からの追加融資も勝ち取り、10億円企業への道筋を明確にしたのです。

今回は、宇都宮土木興業が実際に取り組んだ、血のにじむような「脱・税理士任せ」の3つのステップを、実録として公開します。

なぜ、「税理士任せ」では3億の壁を突破できないのか?

まず、佐藤社長が痛感したのは、税理士に対する認識の甘さでした。

「私は、高い顧問料を払えば、税理士が会社の経営をコンサルティングしてくれるものだと勘違いしていました。でも、彼らの本業は『税務申告』なんですよね」

一般的な税理士の仕事は、**「過去の数字」**を正しく記録し、税法に基づいて正確に申告することです。彼らは「過去の記録係」であり、「未来の戦略家」ではありません。

3億円までは、社長の頭の中にある「勘」で経営ができました。しかし、組織が大きくなり、動く金額が大きくなると、勘だけでは通用しません。
未来を見据えた投資判断や資金調達には、客観的な「数字」に基づいた戦略が不可欠なのです。

【実践】宇都宮土木興業が変革した、3つの具体的ステップ

「このままでは会社が潰れる」。危機感を募らせた佐藤社長は、私との面談を経て、以下の3つの行動を開始しました。

ステップ1:税理士への「要求レベル」を劇的に変えた

佐藤社長は、長年付き合いのある税理士に、勇気を持ってこう切り出しました。
「先生、これからは試算表を翌月15日までに必ず出してください。そして、月次会議では領収書の確認ではなく、来月の資金繰りと未来の投資の話をさせてください」

最初は難色を示した税理士でしたが、社長の真剣な眼差しに押され、渋々承諾。これにより、これまで2〜3ヶ月遅れだった数字が、リアルタイムで把握できるようになりました。

「数字が早く見えるようになると、『先月はなぜA現場の利益率が悪かったのか?』『来月の大型支払いに向けて、今から準備できることはないか?』と、打つ手が早くなりました。これだけで経営のスピード感が全然違います」(佐藤社長)

ステップ2:社長自らエクセルで「資金繰り表」を作り始めた

「利益が出ているのに現金がない(黒字倒産の危機)」という恐怖から脱却するため、佐藤社長は、最も避けていた作業に着手しました。それが「資金繰り表」の作成です。

経理担当者に任せきりだった入出金の予定を、社長自身がエクセルに入力し、向こう3ヶ月の現金の動きを可視化したのです。

「最初は面倒で仕方ありませんでしたが、やってみて驚愕しました。3ヶ月後に、大型機械のリース支払いと材料費の支払いが重なって、現金がショートする未来がはっきりと見えたんです。ぞっとしましたよ。でも、事前に分かったおかげで、銀行に早めに相談して短期借入で乗り切ることができました。あのままどんぶり勘定だったら…と思うと、今でも震えます」

ステップ3:銀行を納得させる「事業計画書」を自分の言葉で語った

10億円を目指すには、新たな重機への投資や人材採用が不可欠です。しかし、直近の決算書はギリギリの黒字。追加融資は厳しい状況でした。

そこで佐藤社長は、過去の決算書ではなく、未来を語る「事業計画書」の作成に取り組みました。
「なぜ、この投資が必要なのか」「それによって、どれだけ売上と利益が伸びるのか」「返済計画はどうなっているのか」を、具体的な数字と根拠に基づいてまとめ上げました。

そして、税理士に同席を頼まず、社長一人でメインバンクの支店長にプレゼンを行いました。

「必死でしたよ。でも、自分の言葉で、会社の未来と覚悟を熱く語りました。支店長は『社長、変わりましたね。その計画なら応援しましょう』と言ってくれ、希望額満額の融資が決定しました。あの時の感動は忘れられません」

まとめ:数字から逃げない覚悟が、経営者を進化させる

半年後、宇都宮土木興業は見違えるような会社になっていました。

毎月の会議では、社長と幹部が試算表と資金繰り表を囲み、「次の投資」について熱い議論を交わしています。佐藤社長の顔から、かつての悲壮感は消え、自信に満ち溢れていました。

「鈴木さん、私は今まで『現場が一番』だと言い訳して、経営者として一番大事な『数字』から逃げていただけでした。税理士任せをやめて、自分で数字を握った瞬間、視界がクリアになりました。10億の壁、絶対に突破してみせますよ」

社長、あなたの会社も、宇都宮土木興業と同じことができるはずです。
税理士任せの「受け身の経営」から卒業し、自らの手で未来を切り拓く「戦略的財務」へと一歩踏み出してみませんか?


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「税理士との関係を見直し、試算表を早期化したい」
「社長自身が運用できる、実践的な資金繰り表の作り方を教えてほしい」
「銀行を納得させられる、魂のこもった事業計画書を一緒に作ってほしい」

数字への苦手意識を克服し、10億円企業を目指すための土台を一緒に作りましょう。
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