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No,62 言いにくいことを代わりに言う「嫌われ役」がいれば、組織は劇的に変わる。参謀が担う“泥臭い”役割とは

2025年12月11日

No.62 言いにくいことを代わりに言う「嫌われ役」がいれば、組織は劇的に変わる。参謀が担う“泥臭い”役割とは

「古参の職人が新しいルールを守ってくれないが、長年の付き合いで強く言えない」
「遅刻や無断欠勤が多い若手を注意したいが、辞められたら困るから我慢している」

経営者にとって、社員に「言いにくいこと」を伝えるのは、最も胃が痛くなる仕事の一つです。
特に、創業期から会社を支えてくれたベテランや、人手不足の中でやっと採用した若手に対しては、どうしても甘くなってしまいがちです。

しかし、社長が「嫌われたくない」という感情に負けて、問題を放置すれば、組織は確実に腐っていきます。
「真面目にやっている人が馬鹿を見る」空気が広がり、優秀な社員から辞めていくのです。

今回は、組織の膿を出し切り、強いチームを作るために不可欠な「嫌われ役」の重要性と、それを外部の参謀に任せるメリットについて解説します。

社長が「太陽」なら、参謀は「北風」になれ

理想の組織は、社長が常に厳しく叱り飛ばす「恐怖政治」ではありません。
かといって、社長が常にニコニコしているだけの「仲良しクラブ」でもありません。

組織には、アクセルとブレーキの両方が必要です。

  • 社長の役割(太陽):ビジョンを語り、社員を励まし、モチベーションを上げる。
  • 参謀の役割(北風):ルールを徹底させ、規律を守らない者には厳しく対処する。

社長が一人で二役をやろうとすると、社員は混乱します。
「昨日は怒鳴っていたのに、今日は優しい。どっちが本当の社長なんだ?」

だからこそ、役割分担が必要です。
社長は「良き理解者」であり続け、参謀が「嫌われ役」を引き受ける。
このバランスが取れて初めて、組織は健全に機能します。

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外部の人間だからこそ、言えることがある

なぜ、参謀は「外部」の人間が良いのでしょうか。

社内の人間(No.2や幹部)が嫌われ役をやろうとすると、どうしても今後の人間関係や社内のパワーバランスが気になります。
「あいつに厳しく言ったら、後で仕事がやりづらくなるな…」

しかし、外部のコンサルタントや顧問には、社内のしがらみが一切ありません。
社長と契約しているプロとして、会社のために「言うべきこと」を躊躇なく言えます。

  • 「〇〇さん、このやり方は会社のルール違反です。改めてください」
  • 「このままだと評価が下がりますよ」

外部の人間から客観的事実として指摘されると、社員も感情的に反発しにくく、「そういうものか」と受け入れやすくなるのです。

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「参謀」を悪者にして、社長は社員の味方になれ

参謀が嫌われ役になる最大のメリットは、「社長が社員の逃げ場になれる」ことです。

参謀が厳しく指導した後、社長がその社員をフォローします。
「参謀の先生は厳しかったかもしれないが、言っていることは正しい。君の成長を思ってのことだよ。俺もサポートするから、一緒に頑張ろう」

こうすることで、社員の不満は参謀に向かい、社長への信頼は逆に高まります。
これを意図的に行うのが、賢い組織運営です。

まとめ:汚れ役を雇う勇気

「嫌われ役」は、誰もやりたくない損な役回りです。
だからこそ、プロに任せる価値があります。

社長が泥をかぶる必要はありません。
あなたは未来を語り、社員を照らす太陽でいてください。
面倒なことは、すべて参謀が引き受けます。


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「社員に厳しく言えなくて悩んでいる」社長へ
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私たちエスエスコンサルティングは、社長の代わりに「嫌われ役」を引き受けます。

「古参社員の意識を変えるための、厳しい指導をしてほしい」
「新しい評価制度を導入する際の、社員への説明と説得を任せたい」

社長はビジョンを語ることに専念してください。
組織の膿を出し、筋肉質なチームに生まれ変わらせるための「外科手術」は、私たちが担当します。

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