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No.61 「孤独な決断」にサヨナラを。社長の迷いを断ち切り、即断即決を可能にする“壁打ち相手”の重要性

2025年12月10日

No.61 「孤独な決断」にサヨナラを。社長の迷いを断ち切り、即断即決を可能にする“壁打ち相手”の重要性

「新しい機械を導入すべきか、それとも人材採用に投資すべきか…」
「この新規事業は、本当にやる価値があるのだろうか…」

経営者とは、常に孤独な存在です。
会社の命運を左右する重大な決断を、最終的にはたった一人で下さなければなりません。

「誰かに相談したいが、社員には不安がらせるから言えない」
「同業の社長仲間には、腹を割って話せない」

そうやって一人で悶々と悩み、結論が出ないまま時間だけが過ぎていく。
この「迷っている時間」こそが、経営スピードを遅らせ、機会損失を生む最大の要因です。

今回は、社長が孤独な決断地獄から抜け出し、迷いを断ち切って「即断即決」できるようになるための、たった一つの方法について解説します。

なぜ、社長は「迷う」のか?

決断できない理由は、決して社長の能力不足ではありません。
多くの場合、以下の2つが原因です。

  1. 頭の中が整理できていない:様々な情報や感情が絡み合い、何が一番重要なのかが見えなくなっている。
  2. 自分の判断が正しいか不安:「もし失敗したらどうしよう」という恐怖がブレーキをかけている。

この状態で、一人でデスクに向かって腕を組んでいても、良いアイデアは生まれません。
必要なのは、情報をインプットすることではなく、頭の中にあるものをアウトプット(言語化)することです。

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No.49 「誰にも相談できない」という孤独が、判断を誤らせる。社長に必要なのは、友だちではなく“社外の参謀”だ

思考を整理する最強のツール「壁打ち」

「壁打ち」とは、テニスで壁に向かってボールを打つように、自分の考えを誰かに話すことです。
相手に答えを求めているわけではありません。
「話す」という行為そのものが、思考を整理するプロセスになるのです。

「今、A案とB案で迷っていて…」
と、信頼できる相手に話しているうちに、

「あれ? 話しているうちに気づいたけど、そもそもA案はリスクが高すぎるな」
「やっぱり、自分の直感はB案だと言っているな」

と、自己解決してしまう経験はありませんか?
これが壁打ちの効果です。言葉にすることで、客観的に自分の思考を見つめ直すことができるのです。

「良き壁打ち相手」の3条件

ただし、誰でもいいわけではありません。
効果的な壁打ちには、適切な相手が必要です。

  1. 利害関係がない第三者:社員や家族は、どうしても感情や利害が絡みます。完全にフラットな立場で話を聞いてくれる外部の人間が最適です。
  2. ビジネス(建設業)を理解している:業界の常識やビジネスモデルを前提として共有できていないと、話が通じず、ストレスになります。
  3. 否定せず、適切な「問い」をくれる:「それはダメですよ」と否定するのではなく、「なぜそう思うのですか?」「もし失敗したらどうなりますか?」と、思考を深める質問を投げかけてくれる相手が理想です。

まとめ:即断即決は「才能」ではなく「環境」で作れる

「あの社長は決断が早い」と言われる人は、特別な才能があるわけではありません。
自分一人で抱え込まず、うまく「壁打ち相手」を使って、思考を整理する習慣を持っているだけです。

もう、一人で悩む時間を終わらせませんか?
信頼できる壁打ち相手を持つことは、経営者にとって最強の武器になります。


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