No.39 なぜ、あなたの会社には「No.2」が育たないのか?優秀な右腕を潰してしまう社長の“ある口癖”とは
2025年12月1日
No.39 なぜ、あなたの会社には「No.2」が育たないのか?優秀な右腕を潰してしまう社長の“ある口癖”とは
「うちの社員は言われたことしかやらない」
「俺の代わりになれるような、気概のある奴がいない」
年商3億〜5億円の壁にぶつかっている社長の口から、必ずと言っていいほど出る言葉です。
しかし、断言します。
No.2(右腕)が育たないのは、人材がいないからではありません。
社長であるあなたが、無意識のうちに「No.2の芽」を摘み取っているからです。
今回は、優秀な幹部を潰してしまう社長の「口癖」と、組織を次のステージに進めるための権限移譲(デリゲート)の極意について解説します。
口癖1:「貸してみろ、俺がやる」
現場で部下が手間取っていると、ついこう言って道具を取り上げていませんか?
確かに、社長がやった方が早いですし、仕上がりも綺麗でしょう。
しかし、それをやればやるほど、部下はこう学習します。
「どうせ最後は社長がやってくれる」「自分で考えるだけ無駄だ」
あなたが「スピード」と「品質」を優先して手を出した瞬間、部下の「成長の機会」と「責任感」は失われます。
60点の出来でもいいから、歯を食いしばって任せ切る。失敗の尻拭いだけ社長がする。
この我慢ができない社長の下では、永遠に人は育ちません。
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口癖2:「なんでそんなこともわからないんだ」
創業社長は「0から1を作ったスーパーマン」です。
あなたにとっての「当たり前(常識)」は、社員にとっては「神業」です。
それなのに、自分の基準で部下を叱責していませんか?
「見て覚えろ」「空気で察しろ」というのは、教育放棄です。
優秀なNo.2とは、あなたのコピー人間ではありません。
「社長が感覚でやっていることを、言語化・仕組み化できる人」です。
感覚派の社長こそ、論理派のNo.2を大切にしなければなりませんが、多くの社長は「理屈っぽい奴だ」と遠ざけてしまいます。
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口癖3:「最終決定は俺がする」
「任せるよ」と言っておきながら、部下が決めたことに「いや、やっぱりこっちにしよう」と口を挟む。
これをやられると、部下は二度と自分で決断しなくなります。
権限移譲とは、「決める権利」を渡すことです。
たとえそれが社長の意見と違っていても、致命的な失敗でない限り、部下の決定を尊重して実行させる。
その「失敗経験」こそが、将来会社を背負う幹部の足腰を強くします。
まとめ:自分が「不用」になることを恐れるな
No.2が育てば、現場での社長の出番はなくなります。
それに一抹の寂しさを感じるかもしれません。
しかし、それこそが経営者としての「卒業」であり、次のステージ(新規事業やM&Aなど)へ進む切符なのです。
現場監督を卒業し、真の経営者になる覚悟はありますか?
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