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No.26 「ドンブリ勘定」の社長は、3月にお金が足りなくて死ぬ。現場ごとの粗利を1円単位で把握する方法

2025年11月26日

「どんぶり勘定」の社長は、3月にお金が足りなくて死ぬ。現場ごとの粗利を1円単位で把握する方法

「通帳にお金があるから、今期は黒字だろう」
「決算になってみないと、いくら儲かったかわからない」

もしあなたが本気でこう思っているなら、会社の寿命はあと少しかもしれません。
多くの倒産する建設会社は、現場ごとの利益を把握せず、「入ってきた前受金」を「別の現場の支払い」に回す、自転車操業(ドンブリ勘定)を行っています。

そして3月の決算期、「あれ? 思ったより現金がない。税金が払えない…」と青ざめるのです。

今回は、建設業社長が陥りやすい「ドンブリ勘定の罠」と、会社を潰さないために導入すべき「正しい原価管理」について解説します。

「通帳の残高」は、あなたの利益ではない

建設業の会計は特殊です。工事が完成する前にお金が入ったり(前受金)、支払いが数ヶ月先だったり(買掛金)と、入出金のタイミングがズレます。

そのため、「通帳にお金がある = 儲かっている」とは限りません。
そのお金は、来月支払わなければならない外注費かもしれないのです。

ドンブリ勘定の社長は、この「見せかけのキャッシュ」を利益と勘違いし、接待や車に使ってしまいます。
そして支払日が来た時にショートする。これが「黒字倒産」の典型パターンです。

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「終わってみないと利益がわからない」は経営放棄だ

「この現場、結局いくら儲かったの?」と聞いた時、「税理士からの試算表待ちです」と答える社長がいます。
はっきり言いますが、それでは遅すぎます。

工事が終わってから「実は赤字でした」と判明しても、もう取り返しがつきません。
本来やるべき原価管理とは、工事の「途中」で利益を見ることです。

  • 「追加工事が発生したから、今のうちに増額交渉をしよう」
  • 「材料費がかさみそうだから、後半の工程で人工を調整しよう」

このように、工事中に手を打って利益を確保することこそが、経営者の仕事です。

工事台帳は「1円単位」でつけろ

脱・ドンブリ勘定の第一歩は、面倒でも「工事台帳」を正確につけることです。

「大体これくらい」という概算見積もりではありません。
ビス1本、残業代1時間分まで、発生した原価をすべて紐付けるのです。

「そんな細かいことは事務員に任せている」?
いいえ、社長が見なければ意味がありません。「この現場の粗利率は25.4%です」と即答できないなら、あなたの会社はザル会計です。

1円の重みを知る会社だけが、不況の波に耐えられます。

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まとめ:原価管理は「守り」ではなく「攻め」の武器

原価管理を「面倒な事務作業」と思わないでください。
正確な原価がわかれば、「ここまでなら値引きしても利益が出る」「この工事は受けるべきではない」という「攻めの経営判断」ができるようになります。

3月の決算で泣かないために。今すぐ「ドンブリ」を捨て、帳簿を開いてください。

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