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経営コンサルタントはなぜ需要がある?そのメリットをわかりやすく解説

2022年9月28日
経営コンサルタントを採用するメリットとは?導入した際の効果やデメリットも解説

経営コンサルタントを採用したい企業にとって、実際利用するメリットは何なのか気になる方は多いのではないでしょうか?

導入をすることで、実際に企業にとってどのようなメリットがあるのかなど気になる方に向けて、本記事では経営コンサルタントのメリットを解説します。

経営コンサルタントを導入しようか迷っている方は参考にしてみてください。

経営コンサルタントを雇用する理由とは?

どんな時に雇うべき?そのポイントとは?

経営コンサルタントの力を借りるべき時とはどんな場合でしょうか?

例を挙げると、以下のようなシーンで経営コンサルタントの雇用が検討されます。

  • 最短距離で質の高い経営戦略の策定などを行っていきたいとき
  • なかなか解決できない経営課題が残っているとき
  • 過去に自社で取り組んだことの無いビジネスを検討している場合

経営コンサルタントを雇うかどうかで迷っている場合、「自社のノウハウだけで対応が難しい」と感じるかどうかがその基準の一つであり、判断のポイントになります。

会社の従業員だけで対応できるということがはっきりしている場合、当然経営コンサルタントを利用する利点は無いと言えるでしょう。

しかし、ビジネスを推進する上では、どうしても自社の力だけで問題を解決していくことが難しい場合が出てきます。そんな時、経営コンサルタントは役に立つはずです。

経営コンサルタントを雇った場合の強みとは?

経営コンサルタントを雇う利点としては主に以下が挙げられます。

1.専門的なサポート・アドバイスを受けられる

経営コンサルタントは得意とする領域で高度な知識やスキルを持っています。

経営戦略や財務、会計、人事、営業、マーケティング、業務改善、IT戦略など、多くの分野でサポートを受けることができます。専門家の視点から、自社の力だけでは気づくことが難しいリスクの検知や、発生した課題に対しての最適なソリューションの提案を受けられます。

2.社内政治の影響を受けない意見を取り入れられる

社内の従業員だけで問題解決方法を模索している場合、合理的な方法で解決に向けて動けず苦労している企業は多いのではないでしょうか?

会社側の人間だけで問題に取り組む場合、従業員は社内評価が給料に直結してしまうため、上司の意見に対して間違っていると思っても反論できません。

適切なアプローチを実行できない場合があります。

その反面、経営コンサルタントは外部の人間であり、社内政治の影響は全く受けません。実績や理論に基づいて、合理的なソリューションを提案できます。

3.他社での実績やノウハウも活用した適切ソリューションを提案してもらえる

経営コンサルタントは、他社のプロジェクトも経験しており、その時に得たノウハウを保持しています。

成功事例を活用することで、課題を合理的に解決することが可能です。もちろん、どの企業にも特有の問題があるため、他社事例で使われた解決方法をそのまま利用することはできない場合がほとんどですが、経営コンサルタントは過去の事例を参考にクライアント企業に最適な方法を検討し提案してくれます。

実際のメリットに関して具体例を挙げて説明

経営コンサルタントの支援領域は非常に広範囲になるため、その全てを取り上げていくとキリがありません。抽象的にメリットを挙げると前述した通りとなりますが、より具体的な例としては以下になります。

1.財務分析などビジネス戦略

経営コンサルタントにとって最も一般的なサポート範囲になります。例えば、財務分析であれば、キャッシュフローを調査し、問題点を具体的に指摘してくれます。過剰在庫となっていないか、製品・サービスの価格は適切か、人件費を抑えられそうな部分は無いか、など多角的な視点から調査・分析を行ってくれます。

2.中小企業へのサポート

経営コンサルタントは各企業の事情に合わせてコンサルティングサービスを提供してくれます。そのため、たとえば規模が小さい中小企業であっても最適な支援を受けることが可能です。例えば、従業員が100名程度の中小企業で、自社ビジネス強化のためにITシステム導入を検討したいが、予算があまり確保できないという状況だったとします。そのような場合は、フルスクラッチのシステムよりも費用が抑えられるクラウドサービスの利用を計画するなど、企業の事情に合わせた提案を受けることができます。

3.従業員に対する支援

経営コンサルタントは企業の経営陣に対してだけでなく、社員にもメリットがある支援を行います。例えば、社員教育や研修に関するサポートがあります。

従業員の教育に対するニーズや、効果的にビジネスを推進するためには社員がどのような知識やスキルを持つべきか分析し、それに合わせた支援を行います。

具体的には、社員教育マニュアルの作成、社員研修の策定及び実施などを行います。従業員のモチベーションアップや業務効率化につながります。

反対にデメリットはあるのか?その注意点とは?

経営コンサルタントを適切に利用することにより、自社ビジネスを強化していくことは可能です。

しかし、注意すべき点もいくつかあります。

しっかり理解しコンサルティングサービスを有効に活用できれば、問題になるリスクを削減できるため、注意点も念入りに確認しておくことがポイントです。

1.依頼料金に関して

経営コンサルタントの報酬は場合によって異なりますが、高額になることも多いです。

そのため、仕事を依頼することで期待できる効果が費用に見合っているかどうかを見極める必要があります。コンサルティング対象を小さくして、部分的に支援を依頼し費用を抑えるなどの対応が望ましい場合もあります。

2.コンサルタント選定は容易ではなく、それが原因で期待する効果を得られない場合もある

依頼したい仕事によって雇用するべき経営コンサルタントは当然異なります。経営コンサルタントのサポート領域は多岐にわたりますが、一人のコンサルタントがそのすべてをサポートできるわけではないからです。

例えば、財務分析の支援をお願いしたいのに、業務改善が専門のコンサルタントに仕事を依頼しても満足する結果が得られない可能性が高いでしょう。経営コンサルタントの選び方に関しては別の記事で説明しているので参考にしてください。

※「選定の注意点、ポイントとは?経営コンサルタントの選び方をわかりやすく説明」へ

3.コンサルタントの提案は必ずしも経営者の思いと合致しない

経営コンサルタントはイエスマンではなく、実績や理論から考えて合理的にクライアントに意見します。

つまり、例えばクライアントのビジネスの方向性が間違っていると感じた場合は、その意見を伝えることになります。もちろん、最終的にどうするかは経営者が決めることです。

会社や経営者に強い思いがあり、方向性を変えたくない場合は経営コンサルタントの助言に従わない判断をすることも選択肢の一つです。

ただし、必ずしも経営コンサルタントが経営者の意見に賛同してくれるとは限らないということは理解しておく必要があります。

経営コンサルタントのメリットは自社に見えない課題を抽出できること

今回は経営コンサルタントを雇用するメリットに関して説明しました。うまく支援を活用していくことで、会社が今までに無い価値を市場に出していくことができるはずです。特に自社に実績が無いことを始める場合など、経営コンサルタントへの依頼を検討してみてはいかがでしょうか?

  • エスエスコンサルティング株式会社 会長
    鈴木 進一

    運輸業や建設業、製造業を始め累計1,300社以上の企業を支援し、多くの経営課題を解決に導いた実績がある。戦略立案からオペレーション改革、サプライチェーンマネジメントを主とした施策を得意とする。

    業務分野として、調達コストの削減から製造拠点の再設計、生産性の改善、研究開発から製品開発の強化など幅広く対応。
    BtoB向けサービスを行う企業が抱える、様々な課題に対して豊富な実績と経験から今も現場で手腕を振るっている。

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