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経営コンサルタントの施策事例と自社の課題を比較!実際の施策事例も公開

2022年10月26日

経営コンサルタントへの依頼は、決して安くない先行投資です。

そのコンサルティングをできるだけ効果的なものにするために、重要なことがあります。

経営コンサルタントの施策事例と自社の課題を比較し、類似した成功事例を持つ経営コンサルタントを選ぶことです。

類似した成功事例を持つ経営コンサルタントからは、その実績に基づいたノウハウや効果の高いサポートが期待できるからです。

本記事では、経営コンサルタントを活用する中で実際の成功事例と失敗事例を紹介します。

経営コンサルタントの成功事例

まずは、経営コンサルタントを活用して、成功につながった事例を紹介します。

  • 経営陣が見えない課題を抽出
  • 自社にないノウハウで業績が上がった
  • 現状の長所を伸ばせた

これらの事例を順番に説明します。

経営陣が見えない課題を抽出

課題解決のためのプロジェクトは通常の業務とは異なるメンバーや指揮系統で行われ、かつ明確に期間が区切られています。

このような状況下で、スキルや経験のあるコンサルタントはプロジェクトを管理・進行していき、経営陣自身も見えていなかった課題を言語化・見える化し課題を抽出できます。

また、プロジェクトの多くでは、クライアント企業の社員もチームのメンバーとして一緒に進めていきます。

この際、コンサルタントはすべて自分で行うのではなく、時にはサポートに回り、クライアント企業の社員が持っている業界知識や経験をうまく引き出しながら、課題解決につなげていきます。

自社にないノウハウで業績が上がった

実力のある経営コンサルタントは、各地で問題解決を行っており、事業会社別の業界・機能に合わせて、多くの会社に適用できるノウハウ・フレームワークの蓄積があります。

売上改善、管理会計の導入、部門別会計の確立、人事考課制度の整備といったノウハウです。

これらのノウハウが自社の課題に上手く当てはまったことにより、業績(売上等)が上がったという事例が数多くあります。

現状の長所を伸ばせた

企業には、必ず長所と短所があります。

短所を補うための施策・努力も必要不可欠です。

しかし、それ以上に長所、自分たちの武器を伸ばすことに時間をかける方が、圧倒的にその企業の個性が生まれます。

長所を最大限まで伸ばして得られた個性は、短所を感じさせないほど強力なドライブになります。

優秀なコンサルタントは、企業の現状を客観的な立場から公平にジャッジし、現状の長所を最大限まで伸ばします。

監修者コメント

コンサルタントは2種類います。
実行型と実務型どちらを選んでも会社の経営方針ですので良いとは思います。
今置かれている経営環境・経営課題に対し、明確に示すことができる同時に経営者も納得できることであればプロコンサルタントを採用し経営改善していくのが一番の近道です。

経営コンサルタントを活用した失敗事例

ここからは、経営コンサルタントを活用したにもかかわらず失敗してしまった事例について紹介します。

  • コンサルタントの選定をミスして業績が上がらない
  • コンサルタントの費用が加算で投資できない

以上2点について、順番に説明します。

コンサルタントの選定をミスして業績が上がらない

1つ目のパターンは、コンサルタントの選定をそもそもミスしてしまい、上手く業績が上がらないというものです。

コンサルタントの質が低かった場合や、コンサルタントの不得意な業界・業種・課題だった場合にこのようなことが起こりえます。

このようなケースを防ぐためには、事前にコンサルタントの得意分野に当てはまっているか調査を欠かさず行うとともに、依頼の目的・スコープを依頼したコンサルタントとしっかりすり合わせて進めていく必要があります。

コンサルタントの費用がかさんで投資できない

2つ目のパターンは、コンサルタントに支払う費用がかさんでしまい、設備投資に回すキャッシュフローが尽きてしまったというものです。

プロジェクト型契約で事前に想定していたコンサルティング期間よりもプロジェクトが伸びてしまった場合や、顧問契約型契約を交わしていたところ、他に思わぬ出費がありコンサルタント費用だけで精一杯になってしまう場合などが挙げられます。

このようなことを防ぐためには、契約期間を柔軟に決められる経営コンサルタントを選ぶことが重要です。

監修者コメント

例え有能なコンサルタントであっても、納得し実践する社員または経営者が判断したとし経営課題に向き合わなければうまくいくのもうまくいきません。
同時に経営者とコンサルタントと課題解決のために動いたとして、経営者自身が経験したことのない経営課題が多々あります。経営とは全てが徒手空拳です
その時経験豊富なコンサルタントは活躍してくれるでしょう。

エスエスコンサルティングの施策事例

ここからは、当社の施策事例について、実際のケースを元に紹介していきます。

今回紹介する事例は以下の3種類です。

  1. 菓子販売業
  2. 会計事務所
  3. 建設会社

以下で順番に説明します。

事例①菓子販売業

売上規模約6億円の菓子販売業です。

商標権・土地建物すべてが銀行の抵当に入っており、資金繰りの改善を依頼いただきました。

社長を中心とした組織構築・制度構築により業績の改善に成功しました。

事例②会計事務所

売上規模1.5億円の会計事務所より、売上3億円を達成するための新規事業コンサルティングの依頼をいただきました。

制度構築と事業拡大を通して、立ち上げから3年目で売上3億円を達成いたしました。

事例③建設会社

売上規模11億円の建設会社より、売上20億円を達成するための組織改革コンサルティングを依頼いただきました。

4人1チームで部門を作り、KPI(※)作成手法・管理会計制度を導入し、4年目で同じ社員数のまま売上高15億円まで改善に成功しました。

※ KPI:Key Performance Indicator。目標・ゴールに対する達成の度合いを測るために置く指標のこと。

事例と自社の課題を照らし合わせることで依頼内容が明確になる

本記事では、適切な経営コンサルタントを選ぶために重要な、成功事例と失敗事例について紹介しました。

記事の内容を以下にまとめます。

  • 成功事例①経営陣が見えない課題を抽出
  • 成功事例②自社にないノウハウで業績が上がった
  • 成功事例③現状の長所を伸ばせた

  • 失敗事例①コンサルタントの選定をミスして業績が上がらない
  • 失敗事例②コンサルタントの費用がかさんで投資できない

冒頭でも述べた通り、経営コンサルタントへの依頼は決して安くない先行投資です。

ミスマッチを防ぎ、確実に成果を得るために、目的に合った経営コンサルタントを選ぶことは必須といえます。

  • エスエスコンサルティング株式会社 会長
    鈴木 進一

    運輸業や建設業、製造業を始め累計1,300社以上の企業を支援し、多くの経営課題を解決に導いた実績がある。戦略立案からオペレーション改革、サプライチェーンマネジメントを主とした施策を得意とする。

    業務分野として、調達コストの削減から製造拠点の再設計、生産性の改善、研究開発から製品開発の強化など幅広く対応。
    BtoB向けサービスを行う企業が抱える、様々な課題に対して豊富な実績と経験から今も現場で手腕を振るっている。

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