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No.53 「税理士は過去の話しかしない」と嘆く前に。未来のキャッシュを最大化する“建設業専門CFO”の機能とは

2025年12月7日

No.53 「税理士は過去の話しかしない」と嘆く前に。未来のキャッシュを最大化する“建設業専門CFO”の機能とは

「毎月顧問料を払っているのに、税理士は試算表を持ってきて『今月は黒字です』と言うだけ」
「『もっと利益を出しましょう』とは言うが、具体的な方法は教えてくれない」

多くの社長が抱えるこの不満。しかし、これは税理士が悪いのではありません。
あなたが求めている機能が、税理士の専門分野(税務申告)ではないからです。

あなたが本当に求めているのは、過去の数字合わせではなく、「これからどうやってお金を残し、会社を成長させるか」という未来の戦略ではないでしょうか?

今回は、建設業経営に不可欠な「CFO(最高財務責任者)」の役割と、税理士との決定的な違いについて解説します。

税理士は「バックミラー」、CFOは「フロントガラス」

わかりやすく車の運転で例えましょう。

  • 税理士の仕事(会計):バックミラーを見て、「これまで走ってきた道(過去の売上・経費)」を正確に記録し、税金を計算すること。
  • CFOの仕事(財務):フロントガラスを見て、「この先に資金ショートの崖があるからブレーキを踏め」「今こそアクセルを踏んで投資しろ」と、未来のナビゲートをすること。

バックミラーだけを見て運転していたら、事故を起こすのは当たり前です。
しかし、多くの中小建設会社は、この「未来を見る役割」を社長一人で担い、感覚だけで運転しているのが実情です。

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建設業専門CFOが果たす「3つの機能」

では、社外CFO(財務参謀)を入れると何が変わるのでしょうか。

1. 銀行と「対等」に話ができる

銀行員は「決算書」と「格付け」でしか会社を見ません。
CFOは銀行員と同じ言語(財務指標)を話せるため、
「この借入は、来期のこの売上で返済可能です。根拠はこの受注明細です」
と論理的に説明し、融資をスムーズに引き出します。

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2. 「ドンブリ勘定」を「管理会計」に変える

「どの現場が儲かっていて、どの現場が足を引っ張っているか」
CFOは現場ごとの収支を分析し、社長に「この工種の仕事は利益率が低いので、断るか単価を上げましょう」と具体的な提案を行います。

3. 資金繰りの不安をゼロにする

「来月の支払いは大丈夫か…」と毎月ハラハラする必要がなくなります。
半年先までの資金繰り表を作成し、「〇月に資金が不足する予測なので、今のうちに手を打ちましょう」と先回りして対策を講じます。

まとめ:攻めるなら、財布の紐を握る「参謀」を持て

「CFOなんて大企業だけの役職だ」というのは勘違いです。
入金サイトが長く、立て替え払いが多い建設業こそ、現金をコントロールするCFOが必要です。

税理士には税金の計算を任せ、CFOには未来のキャッシュ作りを任せる。
この役割分担ができた時、社長は資金繰りの悩みから解放され、本業に専念できるようになります。


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