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No.17「いい下請け」は「都合のいい奴隷」の別名だ。元請けに選ばれる側から、選ぶ側へ回る逆転の経営論

2025年11月25日
「いい下請け」は「都合のいい奴隷」の別名だ。元請けに選ばれる側から、選ぶ側へ回る逆転の経営論

「いい下請け」は「都合のいい奴隷」の別名だ。元請けに選ばれる側から、選ぶ側へ回る逆転の経営論

「急で悪いんだけど、明日現場に入ってくれないか?(単価は安いけど)」
「今回の赤字分、次の現場で調整するから協力してよ」

元請けからの無理難題を、笑顔で引き受けていませんか?
もしそうなら、あなたは元請けにとって「最高の(都合のいい)下請け」です。

しかし、その「いい人」を続けていて、あなたの会社は儲かりましたか? 職人の給料は上がりましたか?
残酷な現実ですが、元請けに尽くせば尽くすほど、あなたの会社は弱くなります。

私たちは「下請けの味方」です。
だからこそ言わせてください。もう、奴隷のような働き方は終わりにしましょう。

なぜ「いい下請け」は捨てられるのか?

元請けの監督にとって、「いい下請け」の定義は何でしょうか。
技術力が高いこと? 違います。

「安くて、文句を言わず、いつでも動いてくれる業者」

これが本音です。
あなたが無理をして要望に応えれば応えるほど、相手は「こいつなら安く叩いても大丈夫だ」と学習します。
そして、もっと安い業者が現れた瞬間、あっさりと乗り換えられます。

「恩を売っておけば将来返ってくる」というのは、昭和の幻想です。
令和の建設業において、媚びへつらう姿勢は「信用の低下」を招くだけです。

「選ばれる側」から「選ぶ側」へ回る条件

対等なパートナーになるためには、たった一つの条件があります。
それは、「別に御社の仕事がなくなっても困りませんよ」と言える状態を作ることです。

これを作るためには、3つの武器が必要です。

武器1:独自の集客ルート(脱・1社依存)

特定の元請けに売上の50%以上を依存している状態は、生殺与奪の権を握られているのと同じです。
自社でWeb集客を行ったり、新規開拓ルートを持っていれば、「無理な値引きなら断ります」と強気に出ることができます。

▶ 「接待・ゴルフはもう古い」建設業がWeb集客だけで月3件の元請けを開拓した手順 「断れる力」の源泉は、新規顧客の獲得にあります。

武器2:交渉できる「数字」の根拠

「安くしてください」と言われた時、感情論で返してはいけません。
「材料費がこれだけ上がっているので、これ以下の単価では赤字になります」と、見積もりの根拠を突きつけるのです。

数字で語れる下請けは、面倒くさがられる一方で、「こいつは経営が分かっている」と一目置かれます。

▶ 元請けからの「理不尽な値引き」を角を立てずに断る交渉術 ただ断るのではなく、条件付きで承諾する。プロの交渉術はこちら。

武器3:規模を追わない覚悟

「売上を増やしたい」と思うから、安い仕事でも受けてしまうのです。
「利益が出ないなら仕事はいらない」と腹を括ってください。
稼働率が下がっても、赤字現場をやるよりはずっと会社にお金が残ります。

▶ 「年商10億」を目指すと会社が不幸になる。建設業が一番儲かる「黄金の年商規模」とは? 「断る勇気」を持つためには、利益重視の経営方針が必要です。

「下請け」という言葉を捨てよう

私たちは、クライアントにこう伝えています。
「あなたは下請け業者ではありません。専門工事のプロフェッショナル(パートナー)です」と。

あなたの会社の技術がなければ、元請けは建物を完成させることができません。
その価値を自覚し、堂々と商売をしましょう。

もし、今の元請けとの関係に限界を感じているなら、一度私たちとお話しませんか?
「奴隷」から「パートナー」へと変わるための、具体的な戦略を一緒に練りましょう。

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