現場は忙しいのに利益が出ない…「隠れ赤字現場」の特定方法
「今月も現場はフル稼働だ。売上目標も達成した」
「でも、なぜか月末の支払いをする時にお金が足りない気がする…」
社長、それは気のせいではありません。
実は、建設業には「忙しければ忙しいほど、会社が貧乏になる」という恐ろしい現象が存在します。
その原因は、利益を出している現場の儲けを、赤字を出している現場が食いつぶしている「隠れ赤字」にあります。
これを放置すると、会社全体がいずれ共倒れします。
この記事では、どんぶり勘定の会社が陥る「自転車操業」の仕組みと、今すぐ導入すべき「現場別収支管理」の方法について解説します。
なぜ「どんぶり勘定」だと会社が潰れるのか?
多くの小規模な建設会社では、会社のお財布が一つしかありません。
現場Aの入金で、現場Bの材料費を払い、現場Cの職人の日当を払う…。
これでは、「どの現場が儲かっていて、どの現場が足を引っ張っているか」が全く見えなくなります。
- 決算が終わるまで、その年の最終利益がわからない
- 「工事台帳」をつけていない(または税理士任せ)
- 見積もり金額より原価がかかったのに、原因を追求していない
特に危険なのが、新しい現場の「前受金」や「着手金」で、過去の現場の支払いを埋めているケースです。
これは売上が止まった瞬間に即死する、典型的な自転車操業です。
犯人(赤字現場)を特定する3つのステップ
利益を残すためには、「儲からない仕事」をやめるか、改善するしかありません。
そのために、明日から以下の3つを実行してください。
1. 全現場の「実行予算」を作る
見積書を出して受注したら、工事を始める前に「いくらでやるか(目標原価)」を決めていますか?
「まあ、請負金額の8割くらいで収まるだろう」という感覚は捨ててください。
材料費、外注費、経費。これらを積み上げ、「この現場は粗利25%で終わらせる」と数字で宣言することから利益管理は始まります。
2. 請求書を「現場ごと」に仕分ける
材料屋や外注先から請求書が届いたとき、単なる「支払い」として処理していませんか?
必ず「これはどの現場の分か?」を書き込み、工事台帳に入力してください。
面倒かもしれませんが、これをやらないと「なぜかお金がない」の正体は永遠に分かりません。
3. 工事途中で「予実管理」をする
工事が終わってから「赤字でした」と気づいても手遅れです。
工事の進捗が50%の時点で、予算も50%消化しているか? それとも70%使ってしまっているか?
途中で異常に気づけば、追加工事の交渉をする、工法を変えるなど、赤字を止めるための手が打てます。
「事務員がいないから無理」は言い訳にならない
「そんな細かい管理、現場あがりの俺にはできない」
「専任の事務員を雇う余裕なんてない」
おっしゃる通り、現場管理は大変です。
しかし、今はスマホで簡単に入力できるアプリや、エクセルで管理できる簡易ツールもあります。
何より、「現場で汗を流して100万円稼ぐ」のと「管理を徹底して100万円のムダ金を防ぐ」のは、経営的には同じ価値があります。
その管理、社長一人で抱え込みますか?
「工事台帳の付け方がわからない」
「実行予算をどう作ればいいか見当もつかない」
「税理士は試算表しか作ってくれない」
もし、現場管理の仕組み化でつまずいているなら、私たちエスエスコンサルティングにご相談ください。
どんぶり勘定を卒業し、利益体質へ変わりませんか?
エスエスコンサルティング 無料戦略面談
私たちエスエスコンサルティングは、建設業の実務に即した「管理会計」の導入を支援しています。
高価なシステムを導入しなくても、エクセルや既存のツールを使って「現場ごとの利益を見える化」する方法があります。
貴社の状況に合わせた、無理のない管理フローを一緒に構築しましょう。
※TimeRexの予約ページへ移動します(30秒で予約完了)