【実録】借金8,000万・債務超過の塗装会社が、CFOを入れて2年で無借金になった全記録
2025年11月24日
【実録】借金8,000万・債務超過の塗装会社が、CFOを入れて2年で無借金になった全記録
「毎月の銀行返済のために働いている気がする」
「売上はあるのに、なぜかお金が残らない」
「もう、会社を畳んだほうがいいのかもしれない……」
もし今、あなたがそのような不安を抱えているとしても、諦める必要はありません。
正しい「財務の外科手術」を行えば、瀕死の状態からでも会社は蘇ります。
今回は、借金8,000万円・債務超過という絶望的な状況から、弊社のCFO派遣サービスを導入し、わずか2年で「実質無借金経営」へとV字回復した塗装会社・K社の実録ストーリーを公開します。
K社の状況:技術はあるが「どんぶり勘定」の末路
- 業種: 塗装工事(関東)
- 年商: 3億2,000万円
- 借入金: 8,000万円(長期・短期含む)
- 財務状況: 債務超過(資産より負債が多い状態)
- 課題: 元請けからの入金ズレや、安値受注が常態化し、資金繰りがショート寸前。
K社は技術力が高く、現場の評判は良い会社でした。しかし、社長が「現場第一」で数字を全く見ておらず、税理士任せにしていた結果、気づけば銀行からの追加融資も断られる状態に陥っていました。
Phase 1:止血(就任1ヶ月〜3ヶ月)
弊社CFOが最初に行ったのは、徹底的な「止血」です。血(現金)が流れ出ている状態で、輸血(融資)をしても意味がないからです。
1. 「死に金」の洗い出しとカット
決算書と通帳を精査すると、驚くべき事実が判明しました。
- 付き合いだけで継続している赤字現場
- 稼働していない重機のリース料
- 使途不明な交際費と、社長個人の浪費
これらを容赦なくカットし、月間150万円のキャッシュフローを改善しました。
2. 銀行交渉(リスケジュールの回避)
銀行は「返済を待ってくれ(リスケ)」と言うと格付けを下げますが、「経営改善計画書」を持って論理的に説明すれば味方になります。
「いつまでに、どうやって黒字化するか」という詳細な計画書をCFOが作成し、メインバンクと交渉。返済条件の適正化に成功し、当面の資金ショートを回避しました。
Phase 2:体質改善(就任4ヶ月〜1年)
止血ができたら、次は利益を生み出す体質への転換です。
1. 原価管理の徹底
今まで「どんぶり勘定」だった現場ごとの収支をガラス張りにしました。
「この現場は利益率が低いから受けない」「追加工事は必ず見積もりを出す」という当たり前のルールを徹底させました。
2. 「優良元請け」への入れ替え
ここが最大のポイントです。
財務が少し綺麗になった段階で、弊社のネットワークを使い、「支払いが早く、単価の高い大手リフォーム会社」をK社に紹介しました。
K社は技術力はあったため、スムーズに口座が開設されました。
これにより、「支払いサイトの長い赤字現場」を切り、「入金の早い黒字現場」に入れ替えることに成功しました。
Phase 3:V字回復(就任2年後)
【劇的なBefore / After】
借入金: 8,000万円
実質無借金(手元資金 > 借入金)
※借金は残っていますが、それ以上の現金を保有している状態
銀行格付け: 要注意先
正常先(ランクA)
2年後、K社は見違えるような財務体質になりました。
今では銀行の支店長が「ぜひ借りてください」と挨拶に来るほどです。
まとめ:社長、一人で悩むのは終わりにしませんか?
この事例は、決して「奇跡」ではありません。
K社が特別だったわけではなく、「正しい財務の知識(CFO)」と「正しい商流(元請け紹介)」を組み合わせれば、どの建設会社でも再現可能なロジックです。
一番のリスクは、社長が一人で悩み、間違った金策(高金利の借入など)に手を出して傷口を広げてしまうことです。
「うちはもっと酷い状況かもしれない…」
そう思ったとしても、まずはご相談ください。財務のプロが、御社の隠れた資産と再生の可能性を見つけ出します。
K社のように復活できる可能性はどれくらいあるか?
現状の決算書を拝見し、忖度なしの「再生プラン」を提示します。
※秘密厳守。無理な売り込みは一切いたしません。