コンサルティング事例:外資系文化を根付かせた次世代リーダー育成プロジェクト
2025年8月12日
コンサルティング事例:外資系文化を根付かせた次世代リーダー育成プロジェクト
業種・規模
自動車用タイヤメーカー(国内本社、グローバル展開拠点20か国、従業員5,000名以上)
背景
- 世界的ブランドを持つ外資系グループの一員として、日本市場でも高いシェアを確保。
- グローバル本社から「成果志向・迅速な意思決定・異文化協働」が求められていたが、日本法人は年功序列・根回し文化が強く残っていた。
- 中間管理職層は現場経験豊富だが、英語交渉力・数値管理・異文化マネジメントに課題。
- 将来の事業戦略に向けた次世代リーダーの抜本的育成が急務。
課題の構造
- 文化的課題:外資本社方針と国内現場慣習のギャップ、成果よりプロセス重視の評価制度
- スキル的課題:英語プレゼン・交渉経験不足、数値に基づく戦略立案未経験
- 組織的課題:OJT任せの育成、選抜・登用基準不透明
エスエスコンサルティングの支援アプローチ
STEP1:現状診断(1か月)
- 組織風土サーベイ(200名対象)
- 360度リーダー評価
- コンピテンシーマッピングで差分分析
STEP2:次世代リーダー候補の選抜(2か月)
- 潜在能力評価ツール導入(役職・年齢に依存せず)
- 評価項目:変革推進力、異文化適応力、数値戦略力、対人影響力
- 全国拠点から20名選出
STEP3:育成プログラム設計・実施(6か月)
- 英語コミュニケーション研修(交渉・会議・報告)
- 財務・戦略研修(KPI設計、ROI分析)
- 現場改善プロジェクト(海外工場手法を国内ラインに適用)
- 海外短期派遣(2〜4週間)
- ケーススタディ(グローバル品質問題を題材)
STEP4:制度への定着(3か月)
- 人事評価制度に「グローバルリーダーシップ」項目追加
- 年次目標・行動指標を半期レビュー
- メンター制度導入(海外赴任経験者が支援)
成果
- 20名中14名が1年以内に管理職または戦略PJ責任者に昇格
- 海外拠点との意思決定時間30%短縮
- 「外資系文化浸透度」スコアが42% → 76%に向上
- 離職率が前年比2%低下、若手の将来展望満足度向上
成功要因
- 選抜→育成→登用→制度定着まで一気通貫で実行
- 研修と実務経験を組み合わせた実践型育成
- 評価制度と連動し、成果がキャリアに直結する仕組み
貴社の人材育成課題もご相談ください
エスエスコンサルティングでは、組織文化変革からリーダー育成まで、現場に根差した実行支援を行っています。
お問い合わせはこちら