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黒字でも融資が通らない理由|“見せ方”で変わる銀行評価 4

2025年8月3日

黒字でも融資が通らない理由|“見せ方”で変わる銀行評価

はじめまして。エスエスコンサルティング株式会社の鈴木進一です。
私は30年以上、建設業を中心に中小企業の経営支援、資金調達、銀行交渉を支援してきました。

目次

  1. 黒字でも融資が通らない主な理由
  2. 銀行評価は“見せ方”で変わる
  3. 銀行が見る決算書の評価ポイント
  4. 評価を上げるための改善策
  5. まとめ|経営者が今できること

1. 黒字でも融資が通らない主な理由

決算書が黒字なのに、なぜか銀行の評価が低く、融資が断られるケースは少なくありません。その理由は以下のようなものです。

  • 営業黒字だが実質赤字: 減価償却後のキャッシュフローや借入返済能力が不足。
  • 過去の赤字履歴: 直近は黒字でも、過去の損失やリスケ履歴が影響。
  • 資金繰りが悪い: 売掛金・在庫過多、支払サイトの偏りで資金余力がない。
  • 自己資本不足: 黒字でも累積赤字が多く、債務超過の状態。

2. 銀行評価は“見せ方”で変わる

銀行は数字そのものだけではなく、数字の読み取り方・説明力を見ています。以下の点を見せ方として意識するだけで評価が変わることがあります。

  • 事業計画書で「未来の数字」を補足説明
  • 決算書の注記や補足資料で異常値を説明
  • 改善策や経営努力を見える化

3. 銀行が見る決算書の評価ポイント

銀行が決算書で重視するのは以下のような指標です。

  • 営業利益・経常利益の安定性
  • 自己資本比率・債務超過の有無
  • 営業キャッシュフロー・借入金返済能力
  • 流動比率・当座比率などの資金余力

これらの評価軸に沿った説明を用意することが、評価向上に直結します。

4. 評価を上げるための改善策

  • 資金繰り表を作成する: 月次でのキャッシュフローを見える化。
  • 事業計画を立てる: 将来の利益・資金計画を具体的に提示。
  • 借入の目的を明確に: 曖昧な借入はマイナス評価になる。
  • 金融機関と定期面談: 銀行担当者との信頼関係を築く。

5. まとめ|経営者が今できること

黒字だからといって安心せず、銀行が見る指標や評価ポイントを理解し、適切な見せ方・資料準備を行うことが重要です。

当社では、貴社の決算内容を徹底分析し、金融機関に伝わる資料作成・交渉サポートを行っています。まずは無料相談で、御社の状況をお聞かせください。

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