銀行交渉におけるNG行動と改善策 7
2025年8月6日
銀行交渉におけるNG行動と改善策|中小企業経営者が避けるべき落とし穴
はじめまして。エスエスコンサルティング株式会社の鈴木進一です。
これまで30年以上、中小企業や建設業の資金調達支援に携わる中で、銀行交渉がうまくいかない企業には共通する「NG行動」があることに気づきました。本記事では、銀行交渉で陥りがちな失敗例と、すぐに実践できる改善策を解説します。
目次
NG1:数字を曖昧に話す
「だいたいこれくらい必要」「おおよそ黒字です」といった曖昧な説明は信用を失います。
改善策: 試算表・資金繰り表を用意し、具体的な金額・期間・目的を説明しましょう。
NG2:問題を隠す・後出しする
売上減少や赤字など、問題を隠して後から判明すると信頼はゼロになります。
改善策: 悪い情報こそ先に相談し、改善策や努力をセットで伝えましょう。
NG3:担当者任せ・丸投げ
「銀行の担当者がやってくれるだろう」という姿勢では話が進みません。
改善策: 社長自身が定期的に面談を行い、経営方針・現状を自分の言葉で伝えましょう。
NG4:借入の目的が不明確
「とりあえず運転資金」という説明では銀行の内部稟議は通りません。
改善策: 資金の使途、回収計画、返済シミュレーションを事前に整理しましょう。
NG5:約束を守らない
書類提出の期限、返済スケジュール、面談の約束──小さな約束の破りは大きな信用低下に直結します。
改善策: 守れない可能性がある場合は事前に相談し、リスケや代替策を提案しましょう。
まとめ|信頼の積み重ねが最大の交渉力
銀行交渉における最大の武器は「数字」ではなく「信頼」です。日々の誠実な対応と小さな努力の積み重ねが、資金調達力を決めます。
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