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銀行との交渉を有利に進める決算書の作り方

2025年11月4日
銀行との交渉を有利に進める決算書の作り方|建設業専門コンサルが解説

銀行との交渉を有利に進める決算書の作り方

「同じ売上規模なのに、なぜあの会社は銀行に評価されるのか?」 その違いを生むのが“決算書の作り方”です。

建設業において融資や格付けを有利に進めるには、数字の整え方・見せ方が極めて重要です。 本記事では、建設業専門コンサルティングであるエスエスコンサルティングが、実際に銀行評価を改善した企業事例をもとに、「銀行が信頼する決算書の作り方」を徹底解説します。

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1. 銀行が決算書で見ている“本当のポイント”

銀行は決算書を「会社の通信簿」として見ています。 重要なのは黒字かどうかだけでなく、利益の質と構造です。

  • 自己資本比率:20%以上で安定評価
  • 経常利益率:5%以上で積極評価
  • 債務償還年数:10年以内でプラス評価

これらの指標を意識した決算書づくりが、銀行の信頼を得る第一歩です。


2. 銀行が注目する3つの評価軸

銀行が企業を見る際の基本指標は次の3つです。

  • 安全性:借入依存度、自己資本比率
  • 収益性:粗利率・営業利益率の安定
  • 流動性:資金繰り・運転資金の余力

特に建設業は、未収金・前受金・在庫が流動性の評価に直結します。 数字を整え、誤差をなくすことが格付けアップの鍵です。


3. 銀行が好む決算書を作る3ステップ

  1. ① 月次決算を導入する: 数字のスピード感が信頼を生む。
  2. ② 現場別原価を明確にする: 利益構造を見せる。
  3. ③ 借入構造を整える: 短期→長期への転換で安定性を強化。

これらを実践することで、「数字で説明できる経営」が実現します。


4. 決算整理で格付けを上げた実例

ある建設会社では、次期融資を見据え、以下の決算整理を実施しました。

  • 貸倒引当金・在庫評価の再計算
  • 社長貸付金の整理
  • 雑費の圧縮と勘定科目整理
  • 未成工事支出金の明確化

結果、銀行格付けは6 → 8へ上昇、融資枠は3,000万 → 6,000万に倍増。 まさに「決算の整え方」で信頼を勝ち取った好例です。


5. 銀行交渉で“伝わる”決算書の見せ方

決算書を提出するだけでは足りません。 「何を改善し、今後どう伸ばすか」を説明できるかが重要です。

おすすめ補足資料:

  • 月次推移グラフ(売上・利益・借入)
  • 翌期経営計画書(A4・1枚)
  • 資金繰り表(6ヶ月先まで)

銀行担当者が「数字を理解している経営者」と判断すれば、信用は一気に上がります。


6. 成功事例:借入枠を倍増させた中小建設会社

年商8,000万円の下請け企業が、決算書整理と格付け管理を導入。 結果として格付けは5 → 8に改善、融資枠は3,000万 → 6,000万に拡大。

銀行から「安心して融資できる会社」と評価され、財務面での信用を獲得しました。


まとめ:銀行が“融資したくなる会社”になるために

  • 数字を“経営の武器”として使う
  • 決算書を“信用のツール”に変える
  • 財務整理は、未来への投資である

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