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銀行が見ている「格付け」とは何か?中小企業が知らない評価基準 2

2025年7月31日

銀行が見ている「格付け」とは何か?中小企業が知らない評価基準

はじめまして。エスエスコンサルティング株式会社の鈴木進一です。 本記事では「銀行格付け」の正体と、中小企業がとるべき対策を実例とともに解説します。 融資を断られがちな経営者こそ、ぜひ最後までお読みください。

1. 銀行が行う「格付け」とは?

銀行の融資審査では、企業の信用力をランク分けする「格付け」が行われます。 一般的に1(最上位)〜10(最下位)のランクが設定され、格付けが低いと融資枠が減少したり、金利が上がったり、場合によっては融資不可になります。

評価項目の例

  • 自己資本比率(20%以上が目安)
  • 営業利益率(5%以上が目安)
  • 債務償還年数(10年以内が目安)
  • キャッシュフロー(営業CFが黒字か)
  • 税金・社会保険の滞納有無
  • 代表者・役員の個人信用情報

2. 中小企業が陥りやすい誤解

多くの経営者が誤解しているのは「赤字でも現場が回っているから大丈夫」という認識です。 銀行は数字をシビアに見ます。特に2期連続赤字、債務超過、税金滞納があると、どんなに売上があっても低格付けとなり、融資は厳しくなります。

また「古くからの付き合いだから」「保証人をつければいい」という安心感は危険です。 最近の銀行は保証・担保より財務内容重視にシフトしています。

3. 格付け改善の実践ロードマップ

  1. 決算書の黒字化 売上高ではなく、利益を出す。特に営業利益を重視。
  2. 債務超過の解消 増資・資産売却・借入返済計画の見直しで資本を厚く。
  3. キャッシュフローの見える化 資金繰り表を作成し、銀行に提出する。
  4. 税金・社会保険の滞納整理 滞納は即低評価。分納計画でも改善材料になる。
  5. 経営計画書の提出 数字・目標・具体策を盛り込んだ事業計画を用意する。

4. 銀行が「評価を上げたい企業」に求める姿勢

銀行担当者は本音を語りませんが、以下のような企業は評価が上がりやすくなります。

  • 問題のある決算書でも改善計画を説明できる
  • 財務相談に耳を傾け、修正を実行する
  • 担当者と定期的に連絡を取り、信頼を積み上げる

5. エスエスコンサルティングの支援内容

当社では、以下のような支援を行っています。

  • 決算書の改善(税理士連携)
  • 資金繰り・キャッシュフロー計画の作成
  • 金融機関との交渉・同行支援
  • 中期経営計画の策定

銀行との関係性を根本から立て直し、資金調達力を強化したい方は、ぜひ無料相談をご活用ください。

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