過剰な設備投資が招いた危機──負債10億からの再生、ある運送会社の実録
2025年7月28日
エスエスコンサルティング株式会社の鈴木進一です。
当社は、建設業をはじめとする中小企業の経営改善・資金繰り・営業強化・人材定着を支援してきた実績をもとに、現場の課題を解決する具体的なノウハウをご提供しています。
本コンテンツでは、貴社の経営に直結する実践的なヒントを厳選してお届けします。ぜひ最後までご覧ください。
──負債10億からの再生、ある運送会社の実録**
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【1. 成長の果てに待っていた罠】
地方都市で30年続く中堅運送会社。
先代から事業を引き継いだ現社長は、業績好調の波に乗り、
次々と最新型の大型トラックや物流倉庫の増設、ITシステムの導入を決断した。
銀行融資は順調、顧問税理士も「減価償却で節税になる」と後押し。
“攻めの経営”は一見正解に見えた。
だが、そこに未曾有の事態が襲う。
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【2. コロナ禍、売上半減】
2020年、コロナ禍直撃。
輸送量は半減、取引先の倒産や契約停止が相次ぐ。
売上は前年比50%以下に急落、
固定費負担が重くのしかかり、気づけば借入総額10億円。
税金・社会保険料の滞納も始まった。
税理士の勧めで政府のセーフティネット融資を5億円追加調達するが、
それも焼け石に水。資金繰りは改善せず、むしろ債務は膨らんでいった。
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【3. バンクミーティングとリスケジュール】
銀行の要請で、半年に一度のバンクミーティングが始まる。
・財務資料の開示
・経営改善計画の提出
・返済条件(リスケジュール)の交渉
社長は初めて「銀行は敵ではない」と知った。
厳しい質問の裏側にあるのは、会社を潰さないための本気の伴走だった。
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【4. そしてエスエスコンサルティングの介入】
限界寸前の局面で、社長が相談したのが
エスエスコンサルティング株式会社 だった。
同社のサポートのもと、
•銀行・税理士との三者連携体制の構築
•不採算部門・過剰固定費の徹底見直し
•金融機関への提出資料・説明ロジックの再設計
•社員への意識改革・経営方針説明
を一つひとつ進めていった。
半年ごとのバンクミーティングは、叱責の場から、
「確実に改善が進んでいる」ことを確認し合う場 に変わっていった。
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【5. 通常運転への回復】
数年にわたるリハビリ経営を経て、
元金返済が再開。
税金・年金も通常通りの支払いができるようになった。
資金繰りの見通しが立った時、社長は初めて
「倒産は回避できた」
と深く胸を撫で下ろしたという。
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【6. 経営者の声】
「正直、あのときは全てを失うと思った。
銀行も税理士も、最後は見放すんじゃないかって。
でも、エスエスコンサルティングが入ってくれて、
何を優先すべきか、何を諦めるべきか、
頭を整理してもらった。
それがなければ、今ここに会社はなかったと思う。
攻めの経営はもうしない。
社員と家族を守る、“普通”の経営でいいんだ。」
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【まとめ】
過剰な設備投資、外部要因の直撃、資金繰りの崩壊。
それでも会社が生き残れたのは、
地道な改善、金融機関との誠実な対話、
そして伴走者であるエスエスコンサルティングの支援 があったからだった。
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