社員に『数字で考える』力を浸透させる
2025年11月16日
社員に『数字で考える』力を浸透させる方法
会社が成長するかどうかを決めるのは、 経営者の能力ではありません。 「社員が数字で考えられるかどうか」です。
なぜなら、数字で考える社員は、
- 主観ではなく事実で判断する
- 改善点を自分で見つけられる
- 再現性のある行動を取る
- 会議が速くなる
- 迷わず動ける
結果として、組織は“経営者一人で動く会社”から、 “全員で勝ちにいく会社”へ変わります。
■ なぜ社員は「数字で考えられない」のか?
原因は能力ではありません。 ほとんどの会社が、数字を使う以前の段階でつまずいています。
原因1:数字が“点”でしか共有されていない
売上・粗利・案件数などの数字が、 単体で共有されるだけでは社員は理解できません。
重要なのは「数字のつながり」です。 つまり、KPIツリーの構造化です。
原因2:現場が“自分に関係ある数字”を知らない
多くの会社では、経営層しか数字を知らず、 現場は“ゴールのない毎日”を送っています。
原因3:数字が“評価の道具”としてしか扱われない
数字=叱られる材料 この状態では、数字は浸透しません。
数字は、 「改善の武器」 「判断の道具」 として扱われて初めて浸透します。
■ 社員に数字思考を浸透させる3ステップ
【ステップ1】会社の数字を“構造化”して見せる
最初にやるべきは、 会社全体のKPIツリーを作り、因果関係を見せることです。
例:
- 売上=案件数 × 受注率 × 平均単価
- 粗利=売上 − 変動費
- 利益=粗利 − 固定費
- キャッシュ=利益 + 回収 − 支払
この“つながり”を見せるだけで、 社員の理解度は劇的に変わります。
【ステップ2】部署別に「持つべき数字」を1人1つに絞る
数字浸透のコツは、 「最初から全部やらない」ことです。
営業なら案件数 施工なら工期遵守率 管理なら入金遅延件数 経理なら月次締め日数
まず1つだけ持たせます。 1つの数字を改善できるようになれば、 社員は複数の数字を扱えるようになります。
【ステップ3】数字で話す文化を“場”として設計する
もっとも効果が出るのは、 会議・朝礼・週次MTGに「数字で話すルール」を入れることです。
例:
- 発言は「結論→数字→理由」の順番
- 成果報告は数字必須
- 改善案は「インパクトの数字」をセットで出す
これを3ヶ月続けると、 社員は自然と数字で考え始めます。
■ 数字で考える社員が増えると、会社はこう変わる
- 判断が速くなる
- 会議が短くなる
- 経営者の指示が減る
- 改善提案が増える
- 再現性が生まれ、属人化が消える
- 利益率が安定する
数字文化は、 会社を“仕組みで勝てる会社”に変える土台です。
■ 結論:数字で考える文化は“経営そのもの”である
数字で考える力は、社員の能力ではありません。 会社側が“仕組みとして”浸透させるものです。
数字で動く会社は、迷いがなく、速く、強い。 経営者一人の力に依存せず、 組織として成長し続ける会社になります。
社員が“数字で考える組織”をつくりたい経営者へ
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