破産・倒産しないための資金繰り防衛術 5
2025年9月5日
破産・倒産しないための資金繰り防衛術|中小企業が取るべき具体策とは?
はじめまして。エスエスコンサルティング株式会社の鈴木進一です。
私はこれまで30年以上にわたり、建設業をはじめとする多くの中小企業の経営支援に携わり、資金繰り悪化による倒産や破産を何度も目の当たりにしてきました。
しかし実際には、破産・倒産は「突然起きるもの」ではなく、「日々の資金繰りの積み重ね」によって防ぐことができるリスクなのです。
1. 倒産の兆候はどこに現れるか?
「今月も赤字だった」「売上はあるのに通帳残高が減っていく」――。これは、資金繰り破綻のサインです。
- 支払い遅延が常態化している
- 税金・社会保険の支払いを後回しにしている
- 借入返済のリスケを複数回行っている
- 取引先への支払いサイトを延ばしている
これらはすべて、資金ショートの予兆です。特に税金未納は金融機関の信頼を一気に損なうため、早急な対処が必要です。
2. 資金繰り悪化を防ぐ3つの原則
倒産防止のカギは「先手対応」にあります。以下の3原則を徹底しましょう。
- キャッシュ・イズ・キング:利益ではなく、現金残高で経営判断を行う
- 運転資金の“見える化”:資金繰り表を毎月更新・確認する
- リスクの分散:1社依存・1銀行依存を避ける
3. 今すぐできる資金繰り防衛術5選
以下は、明日からでも実践できる資金繰りの具体的対策です。
- ① 支払いサイトの延長交渉:資材業者・外注先と条件再交渉を
- ② 不要資産の売却:遊休不動産・在庫・不要車両の見直し
- ③ 受注単価の見直し:赤字案件を減らし、利益率を意識
- ④ 公的融資・制度融資の活用:信用保証協会・政策金融公庫等
- ⑤ 補助金・助成金の獲得支援を依頼:社労士・専門家に相談
4. 倒産回避に効く「資金繰り表」の活用法
資金繰りを守る最も有効な武器が「資金繰り表」です。以下のように活用します。
- 入金予定・出金予定を週次・月次で可視化
- 借入返済、税金支払い、固定費を一覧で把握
- 売掛金・買掛金の動きを管理
- 「未来の資金ショート」が予測できる
資金繰り表は「経営の地図」。経営判断を誤らないための最重要ツールです。
5. 再生支援・専門機関の活用方法
資金繰りが限界に達する前に、以下のような専門支援を活用してください。
- エスエスコンサルティング株式会社:建設業に強い資金繰り・再生支援
- 中小企業再生支援協議会:公的機関による経営改善支援
- 認定支援機関(経営革新等支援機関):金融調整や改善計画の策定支援
「助けを求めるのが遅かった」――多くの倒産企業がそう振り返ります。早期相談こそが最大の防衛策です。
6. お悩みの方へ|無料相談のご案内
「資金繰りが不安」「返済が厳しい」「相談できる相手がいない」――そんなお悩みをお持ちの方へ。
エスエスコンサルティング株式会社では、建設業を中心に500件以上の資金改善を支援してきました。御社の状況を丁寧にヒアリングし、最適な改善案をご提案します。
まずはお気軽にご相談ください。
▶ 無料相談はこちら