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建設業の経営計画書の書き方|現場から使える実務ステップ

2025年9月19日
建設業の経営計画書の書き方|現場から使える実務ステップ

建設業の経営計画書の書き方|現場から使える実務ステップ

エスエスコンサルティングの鈴木です。銀行融資や組織浸透に役立つ経営計画書の作り方を、建設業ならではの視点で解説します。

1. 経営計画書を作る目的

  • 銀行や金融機関への説明力: 融資や格付けで有利に。
  • 社内での目標共有: 売上だけでなく粗利率・稼働率も共有。
  • 経営者自身の羅針盤: 資金繰りや投資判断の迷いを減らす。

2. 経営計画書に盛り込むべき要素

  1. 経営理念・ビジョン: 会社の存在意義を明確に。
  2. 外部環境分析: 資材高騰・人材不足などリスクを整理。
  3. 数値目標: 売上・粗利率・自己資本比率など具体的数値。
  4. 事業計画: 部門別に案件数・単価・シナリオを設定。
  5. 資金繰り計画: 週次キャッシュフロー表で予測管理。
  6. 人材・組織計画: 技能者育成・資格取得計画。

3. 書き方のステップ

ステップ1:ビジョンと言語化

3年後・5年後の姿を具体的に描きます。

ステップ2:現状課題の整理

原価率・人材・依存度を分析。

ステップ3:KPI設定

売上よりも粗利額・工事別利益・キャッシュ残高を重視。

ステップ4:アクションプラン化

例:「元請け比率を70%→50%」「直販案件を年間20件獲得」。

ステップ5:数値シミュレーション

目標を財務三表に落とし込み、銀行説明用にも利用。

4. よくある失敗

  • 売上目標のみで粗利率・資金繰りを無視。
  • 経営者の頭の中だけにあり社員に共有されていない。
  • 計画を作っても振り返らない(年1回は必須)。

5. 成功のポイント

  • A4・10〜20ページ程度で簡潔に。
  • 現場KPI(出来高・安全・粗利率)とリンクさせる。
  • 銀行説明に耐える形式(管理会計・資金繰り表付き)。

6. まとめ & CTA

経営計画書は「現場で使える」ことが大切です。銀行融資や組織強化に直結する経営計画書を一緒に作りましょう。

エスエスコンサルティングの鈴木です。経営計画書作成のご相談を無料で承っています。

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