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建設業のための「決算書改善」入門 9

2025年8月8日

建設業のための「決算書改善」入門|事例をご紹介

はじめまして。エスエスコンサルティング株式会社の鈴木進一です。
建設業経営者の皆さま、決算書を単なる「税務書類」と考えていませんか?
実は決算書は、銀行・取引先・投資家に対する会社の信用力を示す武器です。この記事では、建設業の現場で実践してきた「決算書改善」の基本と成功事例をわかりやすくご紹介します。

目次

  1. なぜ決算書改善が必要か
  2. 建設業決算書の改善ポイント
  3. 事例紹介:赤字から黒字化した足場業者
  4. 事例紹介:格付けが上がった土木会社
  5. 決算書改善の進め方
  6. まとめ|決算書は経営改善の起点

1. なぜ決算書改善が必要か

建設業は元請・下請構造や工事代金のサイト(回収期間)が長いため、資金繰りが厳しくなりがちです。
銀行融資や元請からの信用を得るためには、決算書で「健全な経営」を示すことが不可欠です。

2. 建設業決算書の改善ポイント

  • 粗利益率の改善: 原価管理を徹底し、利益率を向上。
  • 販管費の見直し: 人件費・外注費・間接コストを削減。
  • 資産の適正評価: 過大な在庫・売掛金の圧縮。
  • 借入依存度の低下: 資本増強や内部留保の積み上げ。

3. 事例紹介:赤字から黒字化した足場業者

年商2億円、毎年赤字だった足場業者は、原価管理を徹底し、無駄な外注を削減。
結果、粗利益率が10%から18%へ改善し、1年で黒字化。銀行からの追加融資も成功。

4. 事例紹介:格付けが上がった土木会社

借入依存度が高かった年商5億円の土木会社は、不要資産の売却とリース活用で負債圧縮。
自己資本比率を10%から25%に改善し、金融機関の格付けが1段階アップ、調達コストが下がった。

5. 決算書改善の進め方

  • 現状の決算書を分析する
  • 問題点を洗い出し、改善計画を立てる
  • 月次でPDCAを回し、進捗を管理する
  • 銀行・税理士とも連携し、見せ方も工夫する

6. まとめ|決算書は経営改善の起点

決算書は数字の羅列ではなく、会社の未来を映す「経営の鏡」です。改善の積み重ねが、経営体質を強化し、信用力を高めます。
当社では、建設業専門の決算書診断・改善サポートを提供しています。まずは無料相談で、御社の課題をお聞かせください。

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