建設業に『管理会計』を導入する3ステップ

建設業に『管理会計』を導入する3ステップ|月次決算で経営を見える化する方法

「頑張っても利益が残らない」――建設業経営者の多くが抱える悩み。
その原因は“数字の見えなさ”にあります。
本記事では、管理会計を導入し、経営を数字で動かす3つのステップを解説します。

1. なぜ建設業に管理会計が必要なのか?

建設業では工事ごとの原価や利益が後追いでしか見えず、
「どの現場が利益を出しているのか」「どの社員が赤字を生んでいるのか」すら不明確なケースが多いです。

管理会計の導入=現場ごとに利益を把握できる仕組み。 これにより、経営判断が“感覚”から“データ”へ変わります。

管理会計の構造図
図:管理会計は「経営判断の羅針盤」

2. 管理会計導入の3ステップ

① 売上・原価を“現場別”に分解する

まずは工事別・部門別の利益を明確にします。 Excelやクラウド会計で「現場別P/L(損益表)」を作成し、収益構造を可視化します。

② 月次決算を仕組み化する

次に、月単位で数字を締める「月次決算体制」を構築。 税理士に任せきりではなく、社内で数字を管理できる体制を整えることが重要です。

③ 数字を活用した“経営会議”を運用する

数字は見るだけでは意味がありません。 毎月の会議で「どの工事が儲かったのか」「何を改善すべきか」を議論することで、 社員が数字で会話できる組織に変わります。

数字を活かす経営会議
図:月次会議で“数字で会話する文化”を育てる

3. 成功事例:リベルタ機工(粗利率18% → 25%)

当社が支援したリベルタ機工様では、管理会計導入から半年で粗利率が7%改善。 「原価の見える化」と「現場別損益表」の導入により、 赤字現場を即特定 → 改善PDCAが月単位で回るようになりました。

Before: 粗利率18%・原価把握は年1回のみ
After: 粗利率25%・毎月の現場別収支報告を実施

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