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建設会社の“言語化力”が受注を変える|経営理念・現場力を見える化する方法無形資産を可視化・文章化して社内外に発信する実例を交えて展開

2025年7月10日
はじめに|エスエスコンサルティングの鈴木です

建設業に必要なのは“言語化力”だった

「仕事はしっかりやっているのに、選ばれない」
「いい会社なのに、うまく伝わらない」
そんな悩みを持つ建設業の多くは、“言語化力”が不足しています。

つまり、「良い現場」「良い人」「良い理念」=無形資産が、見える化されていないのです。



見えない資産=無形資産とは?

建設業における無形資産とは、以下のような「目に見えない強み」のことです。

無形資産の種類 内容例
経営理念 「地域インフラを支える誇り」「安全最優先の文化」
現場力 小規模でもミスが少ない/段取りのスピード感
人材力 若手が定着している/ベテランとの協力体制
取組姿勢 クレーム対応の早さ/近隣への配慮と丁寧な挨拶




「理念」「現場力」「人材力」をどう言葉にするか

では、これらの強みをどう“見える言葉”にするのか?以下のポイントがあります。

① エピソードで語る

→「この前の現場で、協力会社との連携で1日短縮できた」など実話が響きます。

② 数字・データに落とし込む

→「○年連続無事故」「離職率5%以下」など、第三者にも伝わる形式に。

③ 現場目線+理念をつなぐ言葉にする

→「小さな現場でも、地域のインフラを守る仕事だと捉えています」など。



言語化で受注力・採用力が上がった事例

◾ ケース①:提案書に“理念”を加えたことで受注成功(足場会社/埼玉)

価格勝負から抜け出せなかった会社が、「なぜ安全対策にここまで注力しているのか」を明文化。元請けから「姿勢に共感した」と高評価。



◾ ケース②:HPで社員インタビューを強化して採用改善(塗装会社/福岡)

20代社員のインタビューを“文章+写真”で掲載。働くイメージが湧きやすくなり、1年で5名の応募獲得。



◾ ケース③:社長ブログで“社風”を伝え続け受注単価アップ(解体業/大阪)

日々の現場での気づきや経営の想いを発信。紹介からの仕事で「他社より高くてもお願いしたい」と言われるように。



言語化のための3ステップと社内体制

ステップ1|棚卸し:無形資産を書き出す

→ 社員とのワークショップ形式がおすすめです。

ステップ2|言語化:事例・数字で補足しながら文章化

→ 提案書/HP/会社案内などに活用する前提で。

ステップ3|発信:SNS・ブログ・面談で伝える

→ 発信は継続するほど「差別化資産」になります。



まとめ|“語れる建設会社”が選ばれる理由

建設会社が営業・採用で勝つには、
**“施工力”だけでなく“伝える力=言語化力”**が不可欠です。
•自社の理念
•日々の現場の価値
•社員の働きやすさ

これらを「言葉」にできる企業こそが、選ばれ、残る企業です。



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「自社の強みがうまく伝わらない…」
そんな経営者様へ。

エスエスコンサルティングでは、建設業向けの理念・現場力の言語化支援を行っています。

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