借入が多すぎて困っている会社の選択肢とは? 9
2025年9月10日
借入が多すぎて困っている会社の選択肢とは?|中小企業が取りうる“現実的な再建策”5選
こんにちは。エスエスコンサルティング株式会社の鈴木進一です。
「借入が多すぎて返済が追いつかない」「金利ばかり払って元金が減らない」——これは多くの中小企業が陥る“資金繰りの限界状態”です。
しかし、現実的な対応策を選べば、会社を立て直す道は残されています。本記事では、借入過多に悩む企業が取りうる5つの現実的な選択肢を紹介します。
1. 返済条件の変更(リスケジュール)
資金繰りが厳しい場合、まず最初に行うべきはリスケジュール(元金返済の猶予)の交渉です。
- 毎月の返済額を軽くしてキャッシュフローを確保
- 元金据え置き・返済期間延長などの調整が可能
- 金融機関へは資金繰り表と経営改善意欲を示す
“誠実な情報開示”が信頼維持のカギになります。
2. 不採算事業の整理・撤退
収益を圧迫している事業・部門があれば、思い切った撤退・縮小も必要です。
- 黒字部門と赤字部門を明確に仕分け
- 設備・人件費を削減し、利益構造を改善
- 事業の選択と集中が再建の第一歩
3. 不要資産の売却と資金化
経営再建のために、遊休不動産や不要設備を売却して現金化するのも有効です。
- 使っていない土地・車両・備品などを見直す
- 事業に直接必要ない資産は固定費化のリスク
- 売却益を元手に、借入返済の一部充当も可能
4. 経営改善計画の策定と再生支援機関の活用
金融機関との対話を再構築するカギは、計画書の提示にあります。
- 今後5年間の損益・資金繰り計画を策定
- 業績回復の具体策(売上改善・コスト削減)を明記
- 「認定支援機関」「中小企業再生支援協議会」の利用も視野に
5. 債務整理・第二会社方式による再建
どうしても既存の債務構造では再建が難しい場合、法的整理・第二会社方式という選択肢もあります。
- 会社分割や営業譲渡で健全事業のみを新会社に移行
- 旧会社の債務整理を通じて「仕切り直し」
- 顧問弁護士・再生支援の専門家と連携が必要
「破産」ではなく、事業を守る“戦略的撤退”として検討すべき手法です。
6. ご相談は無料です|早めの対処が会社を守る
借入が多すぎて身動きが取れない——そんなとき、一番のリスクは「何もしないこと」です。
エスエスコンサルティングでは、資金繰り・借入構造・再建戦略を一社一社オーダーメイドで支援しています。
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