メインバンク戦略とは?付き合い方で変わる調達力 6
2025年8月5日
メインバンク戦略とは?付き合い方で変わる調達力
はじめまして。エスエスコンサルティング株式会社の鈴木進一です。
30年以上、建設業・中小企業の経営支援を行う中で見えてきたのは、銀行との付き合い方一つで資金調達力が大きく変わるという現実です。今回は、経営者が知っておくべきメインバンク戦略の基本と実践ポイントを解説します。
目次
1. メインバンク戦略とは?
メインバンク戦略とは、自社のメイン取引銀行(主力銀行)を軸に、資金調達、情報提供、成長支援を受ける体制を構築することです。取引を分散させることは重要ですが、「主軸」を明確にすることで信用力と調達力が高まります。
2. なぜメインバンクが重要なのか
銀行は融資判断の際、「他行の評価」「業績」だけでなく、自社との取引履歴・関係性を重視します。メインバンクに選ばれれば、以下のメリットが得られます:
- 資金調達時の優先対応
- 金利・返済条件の優遇
- 情報提供や人脈紹介
- 事業承継・M&A支援
3. 調達力を高める銀行との付き合い方
銀行との関係強化には、次の習慣が不可欠です:
- 決算書・試算表・資金繰り表を定期提出
- 課題・問題は後出しせず早期相談
- 借入の目的・返済計画を明確に説明
- 担当者と定期面談し情報共有
これらの積み重ねが、「いざ」というときの融資実行スピードを左右します。
4. メインバンク戦略の実践ポイント
- 複数行取引でも主軸を決める: 全方位外交ではなく、主力行を軸にする。
- 銀行内での評価を意識する: 担当者を味方につけ、内部稟議を通しやすくする。
- 資金調達以外の相談もする: 事業計画、採用、後継者問題など経営相談を通じて関係を深める。
5. まとめ|銀行は最強のパートナー
資金調達力を高める鍵は、単なる借入先としてではなく、銀行を「経営パートナー」と捉える視点です。
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