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ノンバンク融資のメリット・デメリットとは? 3

2025年8月24日

ノンバンク融資のメリット・デメリットとは?|銀行に頼れない企業の資金繰り対策

エスエスコンサルティング株式会社|中小企業専門の資金調達支援

はじめに:ノンバンクとは何か?

ノンバンクとは、銀行以外で貸金業を営む金融機関の総称です。
代表的なものに「消費者金融」「信販会社」「リース会社」「事業者ローン会社」などがあります。

銀行融資のように預金業務を持たず、貸付業務に特化しているのが特徴です。
そのため、審査が早く柔軟である反面、リスクも存在します。

1. ノンバンク融資の主な種類

  • ・ビジネスローン(無担保・短期資金対応)
  • ・不動産担保ローン
  • ・売掛債権担保ローン
  • ・証券担保ローン

中小企業や建設業など、銀行の融資審査に通りにくい事業者にとって、短期的な運転資金調達手段として選ばれるケースが多いです。

2. ノンバンク融資のメリット

  • ✅ 融資スピードが速い(即日~3営業日で入金)
  • ✅ 銀行よりも柔軟な審査基準(赤字・リスケ中でも対応可能)
  • ✅ 資金使途の自由度が高い
  • ✅ 無担保・保証人不要で利用できる商品も多数

「今月の支払いが厳しい」「設備の先払いが必要」など、時間との勝負になる場面では、有効な手段となります。

3. ノンバンク融資のデメリット・リスク

  • ⚠️ 金利が高い(年10〜18%前後が一般的)
  • ⚠️ 返済期間が短い(半年〜3年が多い)
  • ⚠️ 過剰債務になるリスクがある
  • ⚠️ 信用情報への登録により、他の融資が不利になる場合も

金利が高いため、利益率の低い業種や長期返済計画が立たない企業にとっては、経営圧迫につながる可能性があります。

4. 銀行融資との違い

項目 ノンバンク 銀行
審査スピード 早い(即日〜数日) 遅い(1〜3週間)
金利 高め(10〜18%) 低め(1〜3%)
審査基準 柔軟(赤字決算可) 厳格(格付重視)
信用情報への影響 記録あり(CICなど) 記録あり(JBA等)

5. ノンバンク融資の適切な活用法

  • ・短期のキャッシュギャップ(支払前倒し、入金遅延)の補填
  • ・仕入れや工事資金の立ち上がり用資金
  • ・補助金/助成金の入金待ち期間の資金確保

あくまで短期的な資金繰り対策として位置づけることが重要です。
長期返済や多額利用を続けると、利息負担が経営を圧迫しかねません。

6. こんなときは要注意

  • ⚠️ 利用目的が不明確
  • ⚠️ 複数業者から同時に借りている
  • ⚠️ 利息返済に追われて元金が減らない
  • ⚠️ 業者の説明が不透明 or 強引な勧誘

上記のような状況では、一度立ち止まり、第三者の支援を仰ぐべきです。
「借りて回す」ではなく、そもそもの資金繰り構造や収益構造の見直しが求められます。

まとめ|ノンバンクは“戦略的に使う”もの

ノンバンク融資は、スピーディで柔軟な資金調達手段ですが、使い方を誤ると経営を悪化させる可能性もあります。

「今すぐ必要」なときにこそ、冷静にリスクを判断し、返済可能性を計算することが重要です。
一時的な資金対策として利用しつつ、同時に「銀行融資が受けられる財務体質づくり」も進めていきましょう。

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