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【事例】単月1.5億円受注を実現した建設会社の戦略とは? ― セキワトランデック

2025年9月12日
【事例】単月1.5億円受注を実現した建設会社の戦略とは?|セキワトランデックの成長モデル

【事例】単月1.5億円受注を実現した建設会社の戦略とは? ― セキワトランデック

公開日:2025/10/14 | カテゴリー:導入事例・建設業

セキワトランデック 単月1.5億円受注の事例アイキャッチ

セキワトランデックは、需要創出(入札・紹介・直販)の比率設計標準見積×単価戦略資金繰りの前倒し、そして施工キャパの動的運用という4本柱で、単月1.5億円の受注を実現。
本記事では、数字の裏付けと運用の実際をKPIで整理し、再現可能な形で解説します。

無料相談を予約(30分・オンライン) “脱・下請け”3ステップ資料をDL ※本記事の数値は再現モデルの例示を含みます。実際の数値設計は個別に調整します。

目次

  1. 会社プロフィールと前提
  2. KPIサマリー(Before/After)
  3. “1.5億/月”を作るパイプラインの数式
  4. 4本柱の実行戦略
  5. 資金繰りと与信の運用
  6. 施工キャパの平準化(人員・外注)
  7. 想定リスクと回避策
  8. まとめ/再現チェックリスト
  9. FAQ

1. 会社プロフィールと前提

セキワトランデック(概要)

  • 領域:設備・機器据付/改修/小規模~中規模の元請・下請混在
  • 受注チャネル:入札・紹介・直販(web/紹介/リファラル)
  • 強み:工程管理・狭小現場対応・夜間/短工期

前提(モデル化)

  • 案件単価の中央値:2,500万円(レンジ1,000万~5,000万)
  • 粗利率目標:23~26%/失注基準:粗利20%未満は原則棄却
  • 見積SLA:48時間で初期見積提示(標準テンプレ)

※記載の数値は当社のコンサルモデルでの一般化値を含みます。実数は会社の実情に合わせて設計します。

2. KPIサマリー(Before/After)

月受注額:8,000万円 → 1.5億円 粗利率:18% → 24% 平均見積リードタイム:7日 → 48時間 入金サイト:90日 → 45日
指標導入前導入後ドライバー
直販比率20%40%LP/紹介/リファラルの複線化
失注率45%30%標準見積×価値項目提示
案件選別基準なし粗利20%・与信Cは前受必須赤字案件の事前棄却

3. “1.5億/月”を作るパイプラインの数式

必要商談数 = 目標受注額 ÷(平均単価 × 受注率)

パラメータ設定根拠
目標受注額150,000万円単月1.5億円
平均単価2,500万円中央値レンジ
受注率35%標準見積×価値提示で改善
必要商談数17件/月150,000÷(2,500×0.35)=17.1

商談の供給源は 入札:紹介:直販 = 4:3:3 を目安に分散。月17件を 入札7・紹介5・直販5 で配分し、チャネルごとにKPIを管理します。

4. 4本柱の実行戦略

狙い施策KPI
① 需要創出の比率設計 チャネル分散でブレを抑える 入札の選別(仕様×粗利×与信)、紹介の定例報告、直販LP+事例+CTA(予約) 商談数/チャネル、直販CVR3~5%
② 単価・見積の標準化 “価値ベース”で単価を守る 安全・夜間・狭小・短工期・保証の価値項目をテンプレ化し追加単価を明示 粗利率24%±3pt、値引率上限設定
③ キャッシュの前倒し 運転資金の安定化 前受20~30%、出来高請求、支払サイト30→45日交渉、案件別CF表 最小残高/サイト差(日)、短期借入比率
④ 施工キャパ運用 “受けられる量”を広げる 自社×外注の平準化、週次の山崩し、資格者マップ、クリティカル職種の先行手配 稼働率80~90%、手戻り率、遅延ゼロ

5. 資金繰りと与信の運用

与信ルール(例)

  • A:上限なし/B:上限2,000万/C:前受30%+出来高
  • 初回取引は必ず少額テスト→支払実績で枠拡張

資金繰り早見表

  • 4~8週間の入出金を日次で可視化
  • 不足日が出たら優先的に前受/出来高の前倒し交渉

銀行は“利益よりキャッシュ”。月次資金繰りの説明力が評価を左右します。

6. 施工キャパの平準化(人員・外注)

観点内容運用ルール
要員計画職種×資格×出勤形態でマップ化週次で山崩し、ピークは外注で吸収
品質・安全着工前の標準チェックリスト手戻り率1%未満をKPI
工程管理マイルストーン+リスクレビュー遅延ゼロの文化(前倒し是正)

7. 想定リスクと回避策

  • 入札依存で粗利が痩せる → 直販・紹介比率40~60%を維持
  • 赤字案件の混入 → 粗利20%・与信C・短工期の三条件で要注意
  • キャパ超過 → 稼働率90%超は新規受注を一時制限
  • 価格改定の反発 → 価値項目と作業範囲を見積に明記し根拠を添付

8. まとめ/再現チェックリスト

  • チャネルを分散(入札・紹介・直販)し、月17商談を安定供給
  • 標準見積+価値項目で粗利24%を維持
  • 前受・出来高・サイト交渉で最小残高を底上げ
  • 施工キャパを動的に運用し、遅延ゼロと手戻り最小化

FAQ

Q. 小規模会社でも再現できますか?

A. 可能です。平均単価が小さい場合は商談数を増やすか、グロス単価の大きい領域にピボットします。

Q. 直販を増やす最短ルートは?

A. 事例記事×LP×予約CTA(Timerex)の三点セットを用意し、紹介経路と広告を“少額で継続”運用することです。

Q. 粗利とキャッシュ、どちらを優先?

A. まずキャッシュです。資金繰りが安定すれば、値上げや案件選別の自由度が増し、粗利も上がります。

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